危機が続く北朝鮮情勢、韓国、フランスの大統領選、イギリスの総選挙など世界は大きく揺れ動いている。そうした中、安倍総理は9条を含む憲法改正の2020年施行を明言。立憲主義を理解していない安倍総理の改憲には私を含め多くに人が危機感を抱いている。

 
 連休中地元武蔵野での遊説を続けているが、「民進党しっかりして」という声を多く聞く。安倍一強政治に対する危機感の表れだ。
 
 最近の都議選をめぐる自民党や民進党や離党騒動を見ていると改めて政党とは何かを考えさせられる。私にとって政党とは社会をより良く変えていくうえで、同じような思想信条を持つ人の集まりと考えており、政党を通して政権交代を実現してきた。しかし、最近の動きをみると議席を得るためにはどの党でもよいといった候補者が多い。特に大阪維新で橋下氏が絶大な人気を博してからは、知事や市長にあやかって議席を得ようとする動きが広がった。都議選でそうした候補者が有権者に信任されるのだろうか、疑問だ。
 
 幸い地元武蔵野の都議候補である前都議の松下玲子さんは「ぶれません」と民進党公認で今回も挑戦する。また松下さんは「都議は都知事の子分ではない」とも明言。人気のある知事にすり寄る議員ばかりになれば、都知事をチェックするという議会の意味をなさなくなる。石原都政で豊洲問題に十分なチェックが及ばなかったのも人気の高い石原知事に多くの都議が遠慮したからだ。