都議選に向けて脱原発を争点化できないか、市民運動経験者と相談を繰り返している。
 
私が提唱している新潟県の福島原発事故に関する技術委員会と同様な「原発の安全性を検証する委員会を東京都に設置するために直接請求」については、都議選準備と重なり、署名集めを成功させるための体制づくりがむつかしいという意見が多かった。
 
現在都政では築地市場の豊洲への移転を中止するかどうかに注目が集まっている。豊洲の汚染も脱原発も東京都民の命にかかわる重大問題。そこで、「豊洲は廃止、原発は廃炉」という市民運動として共通目標を掲げ、都議会各党派に呼び掛けて都議会での条例制定を目指すのはどうだろうという意見が出た。
 
小池知事も豊洲移転には慎重な姿勢。しかし東京から250キロ圏の原発について小池知事は意見は述べていない。東京都民の安全確保のために、汚染のひどい豊洲への市場の移転は断念し、同時に東京から250キロ圏内の原発の廃止を東京都として求めることは道理にもかなっている。
 
都議選は7月2日と決まった。その前に、福島原発事故から丸6年を迎える。原発がある限り事故の可能性は無くならない。「豊洲は廃止、原発は廃炉」を求める市民運動を盛り上げることができるか、さらに協議を続ける予定だ。