福島原発事故発生からの5日間の、官邸の動きを中心にリアルに描いた映画「太陽の蓋」の自主上映会の動きが広がっている。東京では11月29日に国会近くの憲政記念館で13時からと17時からの2回の上映が予定されている。現在、日本各地での上映会を呼び掛けている。

 

シン・ゴジラもヒットしている。私も見たが、官邸の様子などは太陽の蓋以上に現実に近い。ゴジラが放射能を吐いたり、冷凍されるというシナリオは明らか福島原発事故を参考にしている。シン・ゴジラを見た人にもぜひ「太陽の蓋」を見てほしい。一方は完全なフィクションだが、太陽の蓋は5年前に本当に起きた事実にもとづく映画。

 

スピン・オフ(番外編)も3本ある。ネット上でも見られる。「最悪のシナリオ」編では東京の都心に人が一人もおらず、次第に草木が茂り始める様子が映し出されている。昨年訪問したチェルノブイリ原発近くの町の様子を思い出した。私は事故発生直後から、東京からの全面避難が必要になった時のことを考えた。そうなることを防ぐためには何をすべきかをすべてに優先して行動したつもりだ。