もんじゅ廃炉が決まった。1兆円の無駄遣いをしたうえでの余りにも遅い決定。廃止を求めてきた市民の力が政府を動かした。

 私は、政権交代により第4原発を稼働させないことを決めた台湾の市民運動に招かれて、今日訪台する。2020年までには第1、第2、第3原発の6基の原発も寿命で順次廃炉になり、台湾は原発ゼロを実現する。

  これからの台湾の課題は風力や太陽光などの再生可能エネルギーによる発電を拡大することだ。台湾の企業が日本のシャープを買収したが、もともとシャープは太陽光パネルの先進メーカ。福島原発事故後の日本の例からすれば、太陽光発電を中心に5年程度で原発6基分程度の再エネによる発電は可能。加えて台湾の西海岸は風力発電にも適している。そうした提案を台湾の関係者に伝えるつもりだ。