4月20日の産経新聞朝刊に続き、日経新聞夕刊も安倍総理が衆参ダブル選挙見送りの意向を固めたと報道。熊本地震への対応を優先するためと解説。果たして本当だろうか。



  熊本地震では総理が本部長の緊急災害対策本部は作らず、河野太郎大臣が本部長の非常災害対策本部で済ませている。災害対応よりも国会審議を優先するためとの批判も出ている。



 安倍総理にとって憲法改正が何よりも優先する悲願。7月の参院選で3分の2の議席確保ができなければ、2年半後には自民党総裁任期が切れるため、次の機会は永久に来ない。安倍総理はダブル選をあきらめたのではなく、中曽根内閣の「死んだふり解散」を真似、断念した振りをして本当は虎視眈々と狙っていると考えるべきだ。


  民進党は衆参ダブル選挙を前提に準備を進めることが重要だ。