今日、議員会館の会議室で行われた超党派有志議員の“憲政の常道を取り戻す議員有志の会”での成田憲彦さんの話、極めて明快で有意義だった。成田さんは細川政権で総理秘書官を務め、現在は駿河台大学の教授。



  まず「本当に自民は一強なのか」という設問。自民党の得票数は、政権を失った選挙と政権を取り戻した選挙など4度の国政選挙で1600万票から1800万票と30%前後の得票で、得票数から見れば野党合計のほうが多く、一強とは言えないと明快。これに対し①野党票の分散を避ける、②投票率を上げる、の二つの戦略を提示。



  次に「なぜ野党が必要か」という設問。これに対して①政権批判(チェック)→対案ではない(政府機構なしでは対案は作れない)、②交代要員→政権交代で政治をリニューアル。



  今回の会は自民、公明、大阪維新、共産を除く四党(民主、維新、生活、社民)の有志が呼び掛け、70人近い国会議員が参加。新たな動きの目になる可能性を感じた。