週刊文春に掲載された佐々淳行氏の記事について、佐々氏のホームページに載っているメールアドレスに訂正と謝罪を要求するメールを送った。しかしメールが届かないという知らせがあったので、メールで送った文章をこのブログで公開し、佐々氏への申し入れに代えたい。



佐々淳行殿

        2014106日 衆議院議員 菅直人

 2014109日号(104日発売)の週刊文春において、初代内閣安全保障室長・佐々淳行の肩書と署名入りで「菅直人を賛美するイデオロギー」という題で記事が掲載されています。

まずこの記事が貴殿の意思で発言された内容なのかを確認したい。そのうえで貴殿の発言とすれば明らかに事実に反する内容が含まれており、訂正と謝罪を求めます。

貴殿はこの記事の中で次のように述べています。「ここ(安危室、安全保障・危機管理室)には、(中略)万全の設備が整っています。(中略)陣頭指揮を執る総理専用の部屋も備え付けてある、まさに最前線となる場所です。原発事故が起きた時、菅直人首相(当時)は、まずここに直行すべきでした。しかし、菅氏は動きませんでした。」

実際には地震発生時に参議院の決算委員会が行われており、委員会が休憩になってすぐに動き、官邸に戻り、安危室が置かれている官邸内の危機管理センターに駆けつけました。そのことは首相動向として当時報道されています。危機管理センターでの幹部用の部屋で地震津波に加えて、原発事故の状況についても説明を受けました。貴殿の言う「首相専用の部屋」というのはこの「幹部用の部屋」を指していると思われます。

以上のように貴殿の署名入りの記事は明らかに事実と反しています。誤りを認め、訂正と謝罪をされることを要求します。