佐々淳行氏の「菅直人を賛美するイデオロギー」と題する記事に対し、先週週刊文春編集部に出した訂正と謝罪を求める申し入れに対して、ファックスで回答が来た。


  回答では、当時の朝日新聞の首相動静から、「委員会の休憩を挟み、その後は『官邸』に向かっています。従って、『危機管理センター』に直行していないこと」は朝日新聞によって報道されている明白な事実であり、虚偽には当たりません。」と述べている。危機管理センターは官邸内にあるのに、何を言いたいのか理解不能だ。


  週刊文春の記事では「原発事故が起きた時、菅直人首相(当時)はまずここ(注・危機管理センター)に直行すべきでした。しかし、菅氏は動かなかった」と、「動かなかった」ことを強調しています。実際には委員会が休憩になってすぐに「動き」、官邸に戻り、官邸内の危機管理センターに入ったのです。それを「動かなかった」というのは全く事実に反します。地震津波とともに原発事故の報告も危機管理センターで受けました。


  誠意ある回答をもう一度求めて見ます。