鵜島で海を見ながら、数日考えを巡らせた。今日東京に戻る。


  明日は民主党の両院議員懇談会がある。民主党のこれからを議論する場だが、悩ましい。民主党の姿勢が国民から見てはっきりしないからである。


  私の立場からすると第一に脱原発、再生可能な自然エネルギー促進を明確にする。そして第二に、憲法解釈の変更による集団的自衛権は認められないことを明確にする。この二点で共闘できる勢力と国会で協力する。


  政党は党首が誰であるかはもちろん重要だが、政党としてのスタンスがそれ以上に重要だ。この2,3年人気のある政治家が党首となった新党が次々と生まれたが、多くは失速してきている。


 民主党は1998年、民主中道の立場の党として結党され、党首は何度か交代したが、11年後に政権交代を経験。戦後新党結成から本格的な政権を実現した初めてのケースだ。次に政権を担う時はその経験を生かす事が出来るはずだ。


  滋賀の県知事選で三日月候補が当選。安倍総理の支持率も下がり始めている。安倍政権の暴走を心配する国民の声は次第に大きくなっている。民主党に対する積極的な支持にまではつながっていないが、「民主党にもう少し頑張ってもらわなければ」という消極的支持の声は間違いなく広がってきている。


  海江田代表も続投をめざすのなら政治スタンスを明確にし、自ら総理をめざす立場を鮮明にするべきだ。