松山市での集会に参加した後、瀬戸内海の小島「鵜島」に滞在し、和船を漕いだりして休暇を楽しんでいる。時折、エイモリー・ロビンス氏の「新しい火の創造」を読んでいる。


  この本では、2050年までに、原発はもとより、化石燃料を使わない社会への転換が可能でかつ済的であることを、運輸、建物工業、電力といった各部門ごと具体的に論証している。単位が「ガロン」、「エーカー」などで表わされており、ちょっと読みにくいが、興味深い。


  日本も再生可能エネルギーの分野では世界のトップ水準の技術を持っている。ドイツのように、2050年までに必要なエネルギーの80%を再生可能エネルギーで供給するという目標を定めれば、十分可能だ。必要なのは政治のリーダーシップだ。


  原子力ムラに牛耳られている自民党政権では世界に遅れてしまう。