中尾ハジメ、加藤典洋氏の対談、なぜ「原子力の時代」に終止符を打てないか、を読み始めた。後書きで中尾氏は「原子力という、想像を絶する、科学の産物である破壊力を、欲しがらない権力など、この世にあるはずもない。」と述べている。原子力は権力そのものを生み出す。つまり、原子力ムラが原発を作るのではなくて、原子力の持つ破壊力自体が原子力ムラという権力構造を生み出す。政治家も政治権力を握ろうとすれば原子力に魂を売り渡さなければならなくなるということか。