昨日、2014年4月26日はチェルノブイリ事故から28年目。浜岡原発に反対するグループに招かれ、静岡市で講演とシンポジウムを行った。シンポジウムでは弁護団長の河合弁護士からの厳しい質問もあり、会場いっぱい400人を超える人が集まり、熱心に話を聞いてくれた。

 

▲多くの聴衆でうまった会場         ▲河合弁護士(写真左)と対談

 

  浜岡原発は予想される巨大地震の震源地の真上にある。巨大地震で圧力容器につながるパイプが破断して高圧の水が吹き出せば、1時間以内にメルトダウンが起きる。中部電力は住民の安全な避難や帰還については県や国の仕事で、会社として責任は持てないと言っている。静岡県のシミュレーションでは避難に60時間かかるという。それでも中電が再稼働のため適合性の審査を申請をしているのは全く許せない。電力事業者として自主的に廃炉を決めるべきだ。


  4月24日には民主党の総合エネルギー調査会で、「原発のない社会をめざす地方議員ネットワーク・グリーンテーブル」の代表が、国会議員を前に提言。(1)2030年原発ゼロを言いながら原発輸出に賛成するのでは自民党とに違いが分からない。違いを明確にすること。(2)再生可能エネルギー普及のためには「原発に頼らない」意思を掲げること。(3)民主党は内向きの議論をするのでなく、「原発に慎重な思いを持つ人たち、特に女性の受け皿となるべき」(4)再生可能エネルギーの普及を「地方を元気にする地域経済成長戦略」に。


  全く同感だ。


  安倍政権は原子力ムラの先兵となって原発輸出と原発の再稼働に突き進んでいる。国会では、原子力ムラにからめ捕られている原発推進派、黙認派の数が多く、安倍総理の暴走を止めきれていないが、全国に広がる国民的な反対運動は広範で底堅い。


  細川さんが近く旗揚げする社団法人には全国各地からの参加が多くなるように思える。私自身も国会議員として質問主意書や国会質疑を通して、政府や原子力規制委員会、東電などの情報を広く国民に伝えることで、役割を果たしてゆきたい。


  このブログを読んでくださっている方から、最新の原発情報に関心を持つ知人、友人に、私のHPにそうした情報が載っていることを伝えていただければありがたい。


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HPの活動報告もご覧ください。

地方議員からの提言・宮中晩餐会

浜岡原発の再稼働に反対する集会で講演※講演と対談の動画も見られます。