昨日国会で行われた「もっかい事故調」の勉強会に出席。国会事故調のメンバーであった田中三彦さんが「もう一回」事故調をと言っていたのが「もっかい事故調」となったとのこと。



▲もっかい事故調の勉強会に出席


  昨日の講師は外国の原子力事情にも詳しい原子力コンサルタントの佐藤暁さん。興味深い話だったが、なかでも日本の規制基準にあたるヨーロッパの規制基準、欧州電力事業者要求仕様(EUR)は世界で最も厳しい基準という指摘。航空機が原発に衝突しても安全性が保たれることもEURの要件に入っているとのこと。


  日本に現在存在する原発の中でこのEURの基準に合格するものは一つもなく、原子力規制委員会が決めた新規制基準もEURに比べれば極めて緩い基準だとの意見。エネルギー基本計画の中で「世界で最も厳しい水準の規制基準」という記述についてその根拠を示すように質問主意書を出したが、どういう答えが返ってくるか。