ギリシャ神話のプロメテウスの話をはじめ、多くの哲学者や作家は科学技術に対してある種の疑問を呈してきた。特に近代科学が生み出した核兵器に関してはバートランド・ラッセルをはじめ知識人の多くが疑問を呈し、廃絶を主張した。


  原発についても梅原猛さんをはじめ哲学者や作家の多くが疑問を呈している。その中で、芥川賞作家である石原慎太郎氏は原発に関して極めて楽観的で、疑問のかけらすら感じていないようだ。安倍総理もまたしかり。目先の経済成長のためには原発が必要という主張はあまりにも浅薄だ。


  梅原猛さんは原発事故を「文明災」と表現された。人間が生み出した文明がもたらした災害。それを抑えることができるのも人間。科学技術の持つプラスを生かし、マイナスを抑えるのは政治の役割。私が政治家になった原点がそこにある。


  あきらめないで、脱原発に向かって努力を続けよう。