政権が自民党に代わって、原発ゼロ政策の見直しが始まっている。しかし、原子力規制委員会が活断層の判断などで、再稼働や原発立地の許可基準を厳しくする姿勢を示しており、電力会社の思惑のように早期の再稼動に踏み切る事は相当困難な情勢。

  2011年の浜岡原発を停止させた直後に、経産省事務方は佐賀の玄海原発の再稼動を強引に進めようとして私と衝突した。再稼働の条件を厳しくした上に、やらせ問題が発覚したこともあって、玄海原発は今も停止したままだ。

  福島原発事故後の2011年3月12日の時点で、27基の原発が稼働していたが、現在は2基のみ。再稼働の条件が厳しくなった結果だ。