12月22日の落選候補者も含めた民主党の総括懇談会はよかった。51名の発言者の大半は、「政策的な問題以上に、意見の違いによる離党者の続出や分裂によって国民の信頼を失った」という意見であった。


  野党の間は意見が鋭く対立する課題は、先送りで済ませることができた。しかし、政権党となれば重要案件は先送りせず、結論を出さなければならない。かつて、自社さ政権下でのウルグアイランドの問題でも自民党内で鋭く意見が割れた。しかし自民党は分裂はしなかった。


  民主党も意見が割れても最終的に分裂しないで結論が出せる政党にならなくては、政権政党に戻るのは難しい。