昨日、弁護士会主催の「脱原発基本法を考える」市民集会に参加した。この法案は先の国会の最終盤に国会に出され、継続審議になっている。


  国民の運動がきっかけで、国会が立法するということはこれまでにも何度もあった。脱原発という大きな課題でこれが成功すれば、国民の政治参加の大きな進展だ。

  

  もっともこの問題では経済界や自民党を中心に、国民の中にも脱原発に対する大きな抵抗勢力が存在する。ドイツではチェルノブイリ事故、そして今回の福島原発事故を経て、20年余りの議論を経て脱原発を決めた。日本においても、脱原発政策に疑問を持つ人たちを丁寧に説得する事が必要だ。そうした議論を国会の場でするためにも、脱原発基本法の審議が役立つはずだ。