昨日、エイモリー・ロビンス博士と夕食を共にした。ロビンス博士は1977年に「ソフト・エネルギー・パス」を発表し、私も当時その本を読んで感銘を受けた。今回、「新しい火の創造」という本を出された。エネルギー効率の向上により需要を削減し、最終的には原発だけでなく、化石燃料も使わないで、再生エネルギーで必要なエネルギーの供給を目指しているという点で、私と同じ考えだ。


  博士はロッキー・マウンテン研究所の創立者で、省エネのすばらしい建物で研究しいる。私もそうした環境で、研究者として働けたらと、時々思う。


  英国の「原子力廃止措置機関」について調べている。この機関は、リスクの高い事業を民間原子力業者にゆだねることは適切でないとの判断から、指定された原子力施設の運転に加え、廃炉やプルトニウムなど危険物の処理、貯蔵、輸送、処分に関する事業を行う独立行政法人。


  日本でも、脱原発を実現するためにはこうした機関が必要となる。