少し、政治を見る雰囲気が変わり始めた。マスコミは人気者を持ち上げ、そして旬を過ぎたと思うと今度は徹底的にたたく。その繰り返し。しかし国民の方が、そのやり方に飽きてきている。


 民主党政権の三年間、その前の長く続いた自民党政権、何ができて何ができなかったか。冷静に見る目が出てきた。超少子高齢化社会に入り、子供育て負担を軽くする政策を民主党が採用したのは間違いではない。子ども手当に高校無償化はその具体化だ。


  五年間の小泉自民党政権では少子化対策への政策転換が遅れた。ここ十年余り、毎年一兆円増加する高齢者福祉の国庫負担を借金で賄ってきた自民党政権。これも転換が遅れた。


 民主党政権の三年間は、この二つの政策転換を進めた。


 時代の変化に合わせて、政策転換してきたのは自民党か、民主党か。冷静に考える雰囲気が出てきている。