夕方、田中良・杉並区長のパーテイに出かけた。彼とは長い付き合いで、最近は自治体の政策推進に国がどう対応できるか具体的な件で相談することが多い。

 

近く、杉並区ではごみ焼却場の建て替え計画があるそうで、私のほうから地域の熱供給に活用できないか検討してほしいと頼んでいる。焼却場だけでなく下水処理場でも多量の熱が発生するそうだ。来週には大田区にある都の下水処理施設の視察を予定している。

 

東京都には大量の物資が外から運び込まれ、それがごみや下水の形で廃棄されている。この廃棄物の多くは広い意味で「バイオマス」だ。このバイオマスからどのくらいにエネルギーを生み出せるか。

 

大都市東京で、一方的にエネルギーを消費するのでなく、廃棄物中のバイオマスや太陽光発電により、エネルギーを相当程度自給できないだろうか。“エネルギー自給都市東京”を目指す政策を東京の仲間と考えてみたい。