省エネは再生可能エネルギーと並んで、脱原発、脱化石燃料に向かう二本柱だ。最近、ビルや住宅建設において、両方を組み合わせた提案が数多く出されている。

 

ビル・住宅の省エネの第一は窓。窓は最も内部の熱が逃げやすいとともに、西日など太陽光の熱も入りやすい。二枚ガラスによる断熱や遮光の工夫が進んでいる。窓と並んで壁の断熱。数年前、ドイツの視察で、建材で壁が厚さが30センチ以上あり、間に断熱材が詰まっているのを見て驚いたが、日本でも進んできている。

 

ヒートポンプによる暖房や給湯も進んでいる。エネルギー消費を少なくし、必要なエネルギーは太陽光パネルによる発電でまかなう、『エネルギー自給型」の建物も提案されている。さらに、電気自動車を家庭用電池と共用するという考えに注目している。車を使わない日には、家庭用電池としても利用可能するというもの。

 

日本が省エネと再生可能エネルギー技術で世界をリードすることは、政策さえ間違わなければ、十分可能。