看護学校の3セメスター目に受けた授業の振り返りです。
1. 授業の概要
Reproductive systemsの簡単な振り返りから始まり、妊娠期間〜産後まで、赤ちゃんのケアや周産期に起こる可能性のある疾患、遺伝、不妊、避妊の方法といった内容について講義で学びます。
タイトルには母性と書きましたが、男性の疾患についても学びます。
1週間に1回の対面講義のほか、12時間×4日間の病院実習があります。
2. 使った教材
教科書はこちらです。
実習では、先生が作成したテンプレートに実習記録を書くことになっていました。
3. スケジュール
授業は1月中旬〜5月初旬までの約4ヶ月でした。
実習は12時間×4日間の計48時間でした。
4. 授業の雰囲気
講義の授業は30〜40人くらいが1クラスでした。
先生がスライドを使って話をする形式で、やや退屈でした。
学生の人数も多く、スライドの枚数も1回の授業につき50〜60枚と多かったので、質問をしにくい雰囲気でした。
質問をする学生が複数人いると、先生が時間内に講義を終わらせることができないためです。
5. 実習とラボ
学校によると思いますが、私のクラスでは出産のシミュレーションのラボはありませんでした。
実習は8人1組で、12時間×4日間ありました。
オクラホマシティや少し離れたノーマンという場所の4〜5箇所の病院で行われ、班ごとに分かれて行きます。
実習には、各自車で行くことになっています。
母性の実習は朝6時半から夕方の18時半まであり、L&D(分娩室)とPostpartum(産後病棟)に分かれて行います。
私が参加した時は帝王切開のケースが非常に多く、経膣分娩を見ることができませんでした。
タイミングによっては、分娩時間が長くなり、出産まで見学することができない場合もあるそうです。
6. 課題
講義では特定の病気についてのダイアグラムを作成する課題や、動画を見ての感想を提出する課題が出されました。
▼ ダイアグラムの課題の例
実習では実習記録を書かなくてはならず、記録の作成に時間がかかりました。
テンプレートだけで20ページ以上あり、提出物は30ページ以上にも及びました。
なぜこんなに長くなるかというと
・(全ての)使用した薬の名前、副作用、投与する際の注意点、患者教育
・身体評価
・患者さんの問題点3つ、それをどう解決するか、患者教育(いわゆるケアプランと呼ばれるもの)
・実習の自己振り返り
といった内容をお母さんと赤ちゃんの両方について作成しなければならなかったからです。
さらに私の担当教員からは「全ての根拠についてAPAフォーマットで引用をしなければならない」と指示されたので、APAのルールに従っているかを調べるのにも時間がかかりました。
もちろん、実習の担当教員にもよります。
指示は細かかったですが、実習で学生を落としたくないのか、成績の付け方はやさしかったです。
7. テスト
試験は全部で5回あり、全てExamsoftというソフトウェアを使用して行われました。
教室に集まって先生の監視のもと、各自パソコンで受ける仕組みです。
▼ Examsoft(サンプル画面)
全5回の試験で平均95%を取ることができました。
私の学校では76%以上でパス。
成績の芳しくない学生にだけカーブ(成績調整)をしたり、自由記述の問題の採点方法があいまいだったりと
教授の成績の付け方は少し不公平に感じることもありました。
8.学習方法
先生の作成したスライドの内容に沿って教科書を読むようにしていました。
試験が近づくと先生がBreakdownという試験に出るトピックを発表してくれるので、その部分をしっかり読むようにしていました。
あまり良くないやり方と言われることもありますが、私は読んだ箇所に蛍光ペンでガンガン印をつけ、かつ繰り返し読みました。
Namiは出産も赤ちゃんのケアも経験してるから結構簡単でしょと言われましたが、自分の経験と教科書の内容は必ずしも一致しないのでテストでいい成績を取るには教科書は必須でした。
学校の勉強においては、実際の経験に頼らず教科書の内容で知識をアップデートすることが大切だと感じました。
9. 成績・この授業を受けての感想
実習も講義でもAを取ることができました!
しかもこの実習先から看護助手としても採用してもらえて、かなり有意義だったと思います。