医療現場でのコミュニケーションは、いくつかの段階を経て行われます。

 

その過程には、いくつかの“コミュニケーションのギャップ”があると言われています。

 

 

① 相手が言いたいことや、感じていること

 

② 相手が実際に言うこと

 

③ 自分が聞いたこと

 

④ 自分が理解したこと

 

 

昨日の僕と患者さんのやりとりで考えてみると・・・

 

「いつまで治療をつづけたらいいんでしょう?」

 

という言葉には、

 

「私はいつになったらよくなるんだろう」

 

「値段が気になるので、回数を減らそうかな」

 

「私のゴールってなんだろう?」

 

「最近調子がいいから、一旦終わろうかな」

 

いろいろな解釈ができると思います。

 

 

昨日の僕と患者さんの会話には、①→②、③→④に

 

コミュニケーションのギャップが生じている可能性があります。

 

つまり、

 

 

「いつまで治療を続ければいいですか?」という問いを

 

「いつになったらよくなるの?」と僕が解釈したことが、

 

本当に正しかったかは、患者さんにしかわからないのです。

 

 

僕たち医療者は、この歪み(ギャップ)を極力少なくする努力が必要です。

 

 

では、どのように??

 

 

つづく・・・