こんばんは
フラワーセラピスト/花育士＆自然観察指導員noriのブログにご訪問いただき、ありがとうございます
先日の
で、都立武蔵野中央公園で開催した植物観察会のもようを書きました。
その最後に述べた通り、実はこの公園は私が通い慣れた場所というわけではありませんでした。
これまで何度か都市公園で自然観察会を行なってきましたが、そのご縁で「今年のガーデンショーはなまつりの中で自然観察会をやってもらえないですか？」とお話をいただきました。
いつもは自然観察指導員の仲間と一緒にガイドをしていますが、ガーデンショーの日程は既に他の観察会が決まっていたり、仕事が休めなかったりで、チームでのガイドはできないのでした。
「まだ経験の浅い私が、初めての場所で一人でなんてできるのか？」と思いながら、最初の打ち合わせに行きました。
「まずは話を聞いてみよう」それくらいの気持ちでした。
打合せには都の公園協会の方、武蔵野中央公園のセンター長、そのほかに公園職員の方が２名参加してくださいました。
これまでのガーデンショーはなまつりの内容やコンセプトなどを伺い、私もこれまでの活動内容をお話ししました。
もちろん、普段はチームでやっているけど、今回は揃わないことも。
すると「お一人でできる範囲で大丈夫です」という言葉をいただきました。打ち合わせの直前に自然観察指導員の先輩から「俺も一人で観察会やったこともあるし」と言っていただいたのもあって、この時点で「できることをやってみよう」という気持ちにはなっていました。
そのあと具体的な話を進めていったときに、「観察会用に何か植えた方がいい花とかありますか？」と聞かれました。
「もう既にたくさんの植物が植えてあるので大丈夫です。もし何か植えるのなら、観察会用ではなく、その後も楽しめるものを植えてください」と返したところ…
公園職員の方から「職員それぞれが好きな寄せ植えを作って飾るっていうのもいいですね」と提案してくださいました。
この言葉が、初対面だった私たちのいる空間にチーム感をもたらしてくれたのです
そしてこのチーム感が私の気持ちを後押ししてくれたのです
そして、迎えたガーデンショーはなまつりの会場には、公園職員の方が作られた寄せ植えが来園者の方々を迎えていました。
せっかくなので、紹介させてください。
（置いてある場所や、来園者さんの邪魔にならないよう撮影したので見づらいのもありますがご了承ください）
こちらは公園内の花壇も彩っていたコスモスを使った寄せ植え。
キキョウやナデシコという秋の七草も一緒に植えて、まさに秋を感じさせてくれるような組み合わせですね。ジュズサンゴとの組み合わせも繊細さがオリジナリティを出していますね。
こちらはベルベットのような質のシルバープランツであるサルビアと青系のキキョウという寒色系の花を共通で使ったもの。この2種にそれぞれピンクのナデシコ、ジュズサンゴを合わせ、２つの印象はだいぶ変わりますね。
こちらは相当趣味が似ていらっしゃる職員さん同士なのかな？
ケイトウ、ジュズサンゴ、キキョウと３種類すべて同じで、キキョウの色が青系と白色で違うだけです。
青いキキョウがこの日は咲いているのがなかったのですが、色違いだけでも印象は変わるでしょうね。
最後に秋の花であるキクを使った３つの寄せ植え。
こちらもキク、ケイトウの２種は共通で、白いキキョウ、ジュズサンゴ、ナデシコを合わせています。
キクの色が赤紫系とオレンジ系で異なることもあり、同系色でまとまったもの、色とりどりのものと、与える印象は違いますね。
ただでさえイベントを控え、花壇の植栽など大掛かりな作業もある多忙な中で職員皆さんが作ってくださったようです。
これらを作ってくださったことが、当日の私の不安を和らげてくれましたし、とにかく嬉しかったのです。
イベント終了後もこれらの寄せ植えは園内に飾られていて、来園者さんの目を楽しませています。
「この寄せ植えは公園職員の〇〇が作ったものです」と書いたプレートも添えてあります。
きっと寄せ植えを見た人は職員さんの顔と名前はわからなくても、寄せ植えが与える印象で「こんな人かな？」と想像する人もいるかもしれないですね。
この寄せ植えが来園者さんと公園職員さんが今まで以上にふれあうきっかけになったりするといいなと思っています。
武蔵野中央公園に行かれた際には、ぜひ探してみてください
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