この言葉、キライではありません。
ですが、合い言葉のごとく多用しすぎていたり、さらにはその用途自体を誤っていたりすると鬱陶しく感じます。
仕事中、すれ違いざまに『おつかれさまです』・・・

戻り道で同じ人物とすれ違いざまにまた、『おつかれさまです』・・・

部屋から退出際に『おつかれさまです』・・・

退勤時に『おつかれさまでーす』・・・

勤務中の人間に対して『おつかれさまでしたー』

この場合、『おつかれさまでした』はそれを言ったあなたのことで、こちらの台詞です。
ちなみに『でしたー』とだけ言うて帰ってく阿呆も散見されます。
つまりは掛け声の『おつかれさまです』なのか。
ただの掛け声なら、『えいやー』とか言うてくれたほうがよろしい。
そりゃ就活でも苦労するでしょ、まったく・・・。
中身のない挨拶ほど滑稽なものはございません。
いや、わかりますよ。
『おつかれさまですー(失礼しますー)』なのは。
しかしね、こういうことは適当になってはイカンと思いますが。
あれかな、『失礼します』というと、自分が下になったように感じるからかな

違うんですけどね。
自分本位ならいざ知らず、相手を立てるという想いがあれば自然にできてくるはず。
交通事故を起こしても謝らない人がいるようです。
先に謝ったら自分の非を全面的に認めてしまうことになるから、ということらしいですが、それはアメリカの訴訟社会での話。
両成敗が当たり前な日本でそんなことしたら、『反省の意なし』として逆に吊るし上げられる羽目にあうだけですね。
非あらば詫びることは恥ではなく、詫びぬことこそ恥なのです。
ところが、非を認め詫びる相手をいつまでもネチネチ責め続け、勝ち誇るような輩が増えています。
こういう輩こそ大恥なのです。
あらら、また横道に逸れました。
