もう師走。
ジャンボピーマン、
赤く熟すと甘くなるので
待つこと二月あまり。
赤くなったのはまだ2つ。
・・もったいなくて食べられない・・。
今期のドラマ『エルピス』おもしろいです。
緩急つけたストーリー展開
冤罪、報道、被害者加害者、
考えさせられます。
劇伴の大友良英さんの曲が
ドラムの音が格好良い。
作品が格上げされる音。
聞き惚れてます。
ついつい昔のドラマにまで手を出して、
時間貧乏です💦
『わたしの好きな季語』川上弘美
川上弘美さん、好きです。
図書館の棚をみて
次に読もう、と思いながら
気がつくと
ずっと読んでいませんでした。
こちらは書評記事で教えていただいて
すぐに予約。
ご紹介ありがとうございました!
ようやく順番が回ってきました。
2020年初版なのに
行列ができているとは
愛されている一冊ですね。
川上弘美さんは
小説だけでなく
俳句も詠まれているそう
NHK出版『すてきにハンドメイド』に
連載された
季語にちなんだエッセイ
8年間96篇
薄いですが濃い一冊です。
エッセイの数だけ紹介される
川上さんが好きな季語というのが
私にはなかなかにツボでした。
例えば季語を
「愉快系季語」
「素敵系季語」
に分けて説明されたり、
蚯蚓(ミミズ)、ががんぼ
黴、こうもり
なんて変わり種の生き物の思い出話も
川上さんのすこし奇妙な作品世界を
彷彿とさせて味わい深い。
黴が好きな女って、どうでしょうと、
自分でも思います。
ハンドメイド雑誌なのに
その手の話はなくて、
くいしんぼの
川上さんの食べものの話が
美味しそう。
海の味の濃い海苔
フランスで食べた馬刀(まて)貝
木耳(きくらげ)の木須肉(ムースーロー)
飄々とした語り口は
日本酒をちびちび飲みたくなります。
きのこ狩りの毒キノコ
ガード下のおでん
久々に川上ワールドに浸りたくなりました。
江戸の雷、現代の雷。
「雷」で紹介された
『半七捕物帳』も読んでみよう。
季語は、
その言葉の表面の意味を
あらわすものではありません。
言葉の背後にある感情や記憶、
歴史的な意味や場所の連想などの、
全部をふくむものなのです。
「雪間」より
そう、
季語をみて想像がふくらむとき
かつて誰かが同じような感慨をもって
その景色を眺めたのだと思うと
独りではないのだと
心が温かくなります。
ごうごうと楡の落ち葉の降るといふ
高野素十
炬燵出ずもてなす心ありながら
高浜虚子
それぞれの季語で紹介される句も
どれも好ましいです。
せわしない師走におすすめの一冊です。
寒くなってきました。
どうかお健やかにおすごしください。


