続きになります。
2024/5/7の記事→【精神障害&軽度知的障害者の妹から手紙が届く【ニット帽と倉庫の報告】】
私…月に1回、妹に季節の絵が描いてある絵葉書を送っているんですが、立て続けに妹からいろいろと届いたし、倉庫の件でイラっとしたりしたので、5月の鯉のぼりの絵葉書は未だに書いていないから送っていません。
なのに…精神障害&軽度知的障害者の妹(アラフィフ)から、また!封書が届きました。今回の封書はかなり重たい。
中を開けてみると「写真たて」が入っていて、写真たてのフレームにはタイルのような飾りが貼ってありました。
ピンク色のサンリオキャラクターの手紙も入っていました。
【原文のまま↓】
大好きなお姉ちゃんへ
おたんじょうびのプレゼントです。
OT(デァケア)の時間に作ったりはったりしていたものです。
なにもできなかったのでプレゼントをしたかったのでうれしく使ってくれたらうれしいです。
OTの先生がもってきてくれました。
いつもありがとうね♡
さっそく送りました。
○○(妹の名前)ブーより
いやいや…(ため息)
写真たても重いけど、妹のこういう気持ちが一番重い。
私の誕生日のプレゼントってもう2ヶ月も前の話だし、プレゼントをもらいたいっていう気持ちすらないのに…。
そして「いつもありがとうね♡」って、ここ最近の私は妹に何もしていない…。
妹は昔から「プレゼントをすれば嫌われない」という思いを強く持っています。クラスの子や近所の子にいじめられたり、面倒をみている私と言い合いをしたり、いざこざがあった時に妹は必ず、何かしらのプレゼントを送っていた。プレゼントを受け取る側は「なんで?プレゼント?」と一瞬驚くけれど、もらえる嬉しさで笑顔に変わる。妹はその笑顔を見たかったんだろうし「私は嫌われていない」と感じて安心していたんだろう…。
私が妹に何もしていない=妹と触れようとしないことが、妹にとって「嫌われている」と感じているんだろうか…。だからプレゼント(ニット帽や写真たて)を送ってくるのかもしれない。
母がいた頃は、結婚をして離れて暮らす私にプレゼントを送ってくるなんていうことはなかった…。妹のそばにはいつも母がいて母がいるという安心があっただろうし、母が私と妹をつなげていた部分もある。
母がいた頃の妹は母への執拗な思いが強くあって、母はかなり苦悩していたし、よく私にグチっていた。
でも母はもういない(2014年他界)から、兄と私を妹の安心の中に入れたいんだろう。母へ向けていた執拗な思いは、兄と私に切り替えているんだと思う…。
妹なりに私の気持ちを汲んでいるんだと思うんだけど(そう思いたいんだけど)…私としてはそんな妹が重たくて仕方がない。母が苦悩していた気持ちがようやくわかった。
それに私は妹の母親ではない!だから母のようにはやれないし、やりたくもない!
妹に何かあれば親族・姉として動かなきゃいけないことはわかっているけれど、私だって私の生活があるわけで、妹よりも今の私の生活の方が大切。
そう妹に訴えたって「わかっている」とは言うんだろうけど、妹の行動は何も変わらない。精神障害を持っている妹だから、妹自身の気持ちを安定させることしかできないし、私の気持ちを汲むことなんてできるわけがない。
私が妹に追われて、精神障害を発症しないで平常でいることだけでも有難いと思って欲しい…そんな嫌味を何度思ったことか。
妹に会うと同情心が出るから優しさを持てる私だけど、妹と会っていないし触れてもいないから嫌気が益々増えていくばかり…
先日の新聞に、大人になってから軽度知的障害と診断をされて苦悩している人の相談がありました。回答者が精神科医だったんですが「あなたのそばに、あなたと一緒にいる人達がたくさんいることが素晴らしい」など、相談者へのエールがたくさん書いてありました。
「あなたと一緒にいる人達」の中には、母親ときょうだい、障害者支援、職場の人達と記載されていました。
…ほらね、やっぱり「きょうだい」も含まれるんですよね。
ってことは、妹にとって「あなたと一緒にいる人達」の中に兄と私が含まれることは当然ってことで…きょうだいの気持ちって、いつも尊重されないんだなぁとガッカリしました。
親と違ってきょうだいは年齢が近いから、そばにいる期間が長ーい。この先、更に私が老いていく中で妹も同じように老いていくわけで、どこまで妹に寄り添っていく…というか、面倒くさくて変わらない妹に関わっていかなきゃいけないのかと思うだけで、妹から届いた写真たてよりも数倍重い気分になりました。