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こんにちは マダムサトコです。 本日は”ずるい 交渉の手口はこれだ”というお話です。

 

本日は 創世記 26章27節から読んでいきましょう。 

イサク は 彼らに言った。「 なぜ、 あなた方は私のところに来たのですか。 あなた方は私を憎んで、 あなた方のところから私を追い出したのに。」

 

 

まあ イサクとしたら当然の言いぶんですよね。 自分の 掘った井戸を勝手に埋めたり、 自分が掘った井戸の所有権を巡って争ったりなど、 そして 挙句の果ては「ここから出て行け」 なんて言ったわけですから、 今の言葉で言うなら 「まあ どの面下げて こんなとこに来たんだよ」 という感じでしょうかね。

 

と 文字通り読めば その通りなんですけれども、 もう一つの読み方としては イサク は 彼らが来ることを予想していた。 そしてこれはストレートに「なんで来たの?」 と聞いてるのではなく、嫌味を言ってるんじゃないか、と私は思います。

 

つまり 「今更 来たのはきっと困っていることがあるに違いない。 その困っているっていう事は 井戸 なんだろうな。 そりゃあ 砂漠の中で生きていくのに大事な 井戸を埋めたりなんて馬鹿なことすりゃあ、まあ そうなるわな。 困って 頭下げに来たんだろうな。 お前らにはプライドなんてないのかよ」 と思う気持ちもイサクにはあったかもしれませんね。

 

28節 それで 彼らは 言った。「私たちは、主が あなたと共におられることを、はっきり見たのです。 それで私たちは申し出をします。 どうか、私たちの間で、 すなわち、 私たちとあなたとの間で 誓いを立ててください。 あなたと契約を結びたいのです。」

 

 

この箇所の少し前のところで、イサクの夢に神が現れて「恐れてはならない。 私があなたと共にいる」という言葉を告げておられましたけれども、 それによって イサク は「神が存在する」ことを意識し、またここで が「主が あなたとともにおられることをはっきり見たのです」と他の人間の口を通じて 神様の存在が明らかにされていますね。

 

これはやはりイサクが井戸を掘れば 掘っただけ掘り当てる。人間では とてもわからない水脈を神様が イサクを通して掘り当てさせている、ということに神業を見たと言うんでしょうかね。

 

神様が イサクと共にいるということをはっきり見たと言ってます。ということはつまり、やっぱり彼らが イサクを訪ねてきたのは自分たちの愚かしい行動で井戸を埋めてしまい水に困ってるから、 なんだろうなということもここから推測できますね。

 

そして自分たちとイサクとの間で約束 契約を結びたいと言っています。 それがどのようなものかは 次を見てみましょう。

 

29節 それは、私たちが あなたに手出しをせず、ただ、あなたに良いことだけをして、平和のうちにあなたを送り出したように、あなたも私たちに害を加えないということです。 あなたは今、 主に祝福されています。」

 

 

まず これは 平和条約の姿ですね。 現代ではいろんなところで 平和条約というのが結ばれたりしますけれども、 原型はこのセリフということですね。 そして自分たちが イサクを追い出したということをあえて口にせず、「 私たちはあなたに手出しをせずいいことだけをして平和のうちに送り出しましたよね」って、 おいおい 全然違うじゃねえか と思うんですけれども、そういう ツッコミをさせたいためにこのアビメレクというのは 将軍 ピコルを連れてきていたと思います。

 

つまり 「おいおい 違うじゃねえか」と 突っ込んだら 戦争も辞さないぞ、 というような 言ってみれば割と切羽詰まった状況で交渉に来てたのかな? と思いますね。

 

そしてあなたも私たちに害を加えないということです、 で イサク にしてみたら 「我々もともと何にもやってないやんけ」 という ツッコミがありますね。これ イサクの聞いてる方からしたら「なんちゅう 都合のいいことを」と思って聞いたと思います。

 

しかし イサク に その一言を言わせないのが 「あなたは今 主に祝福されています」というこの一言ですね。

 

「俺たちが さあ こうやって 休戦って言うんじゃないんだけれども、 仲直りしようぜ って家に来たのは”神様が 祝福してくれてるから”言ってるんだよ。 だからこの申し出を受け取ってくれ、 飲み込んでくれ、 了承してくれ、というような意味がこの「あなたは今主に祝福されています」 という言葉に隠れてるんじゃないかな と私は思います。

 

30節 そこでイサクは彼らのために 宴会を催し、彼らは飲んだり、食べたりした。

 

 

イサク はとりあえずこの申し出を受け入れた、ということですね。 現代の日本やその他の世界でも同じなんですけれども、一緒に食事をするということは「私たちは仲間ですね。 仲良しですね」というような意味がありまして、 イサクはそのアビメレクの申し出を受け入れ 「自分たちは仲間だよ」 という意思表示をするためにこの宴会を催していますね。

 

そしてもう1つ意味があるのは この「 飲んだり食べたりした」ということで イサク側に ”毒殺する”という意識や行動はなかった、ということも分かりますね。

 

もちろん イサクが何かやってやろうと思っていたら、 この場で毒を盛るなりして アニメレク やその将軍 ピコルを亡き者として、 国として 軍事力として 統率力のない状態にして攻め込む。ということもまあイサクの軍事力がどれほどのものだったかは書いてないので分かりません けれども、 やろうと思えばできたかもしれないですね。

 

でもそれをしなかった。 その理由は この同盟 と言うか 仲直りを「主が祝福されているから」という言葉に従ったということですね。

 

本日は”ずるい 交渉の手口はこれだ”というお話です。

 

世の中には「交渉が上手い人 上手くない人」というのは厳然と存在していますね。 皆さんはどちら側でしょうか。 私自身はですね ”悪くない方” なんじゃないかなという風に思っています。

 

自分がダメだったことをうまく隠しながら、「 あなたたちもこうしてくださいよ」 ということを ポロッと 言って、「 だってこの場は今とてもいい場所ですからね」 みたいなもやっとしたことを言いつつ、 その気にさせていくと言えばいいんでしょうか。

 

「 まあまあ お互いそうそう 言わず、 シャンシャンで 内々で何とかしようぜ」 みたいな言い方ではありますけれども、 当時の約束というのは紙に書くわけでもなく、このようにして口にした言葉が永遠に約束が続くというものでしたので、 「ここはこれでいい。 自分が納得したのであれば それを言いに来た人たちを飲んだり食べたりでもてなす」ということでその契約が有効だということを示したシーンですね。

 

 一方 交渉ごとが苦手だという人にはとても良い見本の箇所ですね。「 あなたってすごい」とまずは持ち上げ、 自分たちが過去にしたことを隠しつつ「あなたもこうしてくださいよ」 と堂々と要求する。ちょっと図々しいんじゃね? と思いながらも 交渉 というのは図々しいぐらいがちょうどいいのかもしれませんね。

 

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それでは今日はここまでです。 ご視聴 誠にありがとうございました。 

 

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