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こんにちはマダムサトコです。 本日もよろしくお願いします。

 

本日は 創世記 7章13節から17節までを読んでいきましょう 

 

新改訳聖書より引用しております----------

 

13 ちょうどその同じ日に、ノアは、ノアの息子たちセム、ハム、ヤペテ、またノアの妻と息子たちの三人の妻といっしょに箱舟に入った。

14 彼らといっしょにあらゆる種類の獣、あらゆる種類の家畜、あらゆる種類の地をはうもの、あらゆる種類の鳥、翼のあるすべてのものがみな、入った。

15 こうして、いのちの息のあるすべての肉なるものが、二匹ずつ箱舟の中のノアのところに入った。

16 入ったものは、すべての肉なるものの雄と雌であって、神がノアに命じられたとおりであった。それから、主は、彼のうしろの戸を閉ざされた。

17 それから、大洪水が、四十日間、地の上にあった。水かさが増していき。箱舟を押し上げたので、それは地から浮かび上がった。

 

 

この箇所は人間も動物も彼ら自らが進んで船に入ったというところが非常に ポイントとなります。

 

 

 

ノアの家族や動物たちが 方舟に入った時には雨がまだ降っていませんでした。 雨が降っていない中で地上に大きな船を作り、そこに入ってゆく。

 

神を信じない人から見たら本当に「あいつらは何をやっているんだ」と笑いの的になっていたことでしょう。

 

そして入ったものは動物も含めて全て神の声を聞いていたというところがまた大きなポイントです。

 

知恵をもち 神様を見なくなった人間には聞こえない声が動物には聞こえていた、また動物はその声に従ったということです。

 

災害が起こる時に動物は そわそわとするという風に言われていますけれども、この時も同じように 神様の声をどこかから聞いて人間に促されることなく 自ら船に乗ったということが分かります。

 

そして神は彼の後ろの戸を閉ざした

 

 

これは今までの世界とノアの家族と動物たちを 分け隔てるという意味もあります。 

 

今までの生活にきっぱりと別れを告げる 

もう後ろに振り返らない 

後ろには何もない 

神様による新しい世界がもう開けている

 

これらを表しているように思います。

 

そして 水かさが増し 方舟を押し上げて力 浮かび上がった

 

 

これらは地上の生活からノアの家族や動物たちがおさらば するという暗示も含んでいます。

 

この船が浮かんだ時にノアの家族以外の人たちが どのようにしていたのかは分かりません。 

 

ある人たちは俺たちも 船に乗せてくれと船の方に寄ってきたことでしょう。またある人は自分たちが笑っていた方舟が自分たちを拒否して、そして水に沈まず 浮かんでいく姿を見て どのような感想を持ったでしょうか。

 

聖書には記載がないので想像するしかありません。

 

けれども私はその場面でさえ神を見上げなかった自分を悔い改めることをせずに、「あいつだけが逃げやがった」と言っていたのではないかと思います。

 

自分の愚かさ、神を忘れるという愚かさが、自分が洪水に巻き込まれるという結果になったにもかかわらず、神の声を聞くという正しいことをしたものを妬み嫉妬する。

 

これはカインとアベルの時のカインの感情と全く同じではないでしょうか。

 

そしてこの点が聖書の伏線の回収にもなっていると私は思います。

 

また人間は 何千年も前から同じようなことばかり繰り返してきたとよく言われますけれども、カインのところでしたことが またこのノアのところでされている。

 

人間いつになっても同じことを繰り返す、ということもまたここから見て取れることができます。

 

ノアの方舟というお話は本当にこれ字面だけ読んでたら不運で終わってしまうお話 なんですけれども、こんなところに伏線回収が、こんなところにこんな意味が、という多くの比喩

そして色々なことを考えさせられる書物だと私は思います。

 

それでは今日はここまでです。 ご視聴 誠にありがとうございました。

 

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