S駅トイレの怪 | brand new song

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Rockじゃなきゃ愛せない

昨日の話です。



娘と六本木に向かう途中
乗り換えのためS駅で降りてトイレに入った。

トイレには誰もおらず個室のドアは全部開いていた。

私は入ってすぐ右端の個室に入ってドアを閉めた。

娘はトイレは使わず洗面台の前に立って私を待った。

トイレには私と娘だけだったので
私は個室で用を足しながら洗面台の前に立っているだろう娘に話しかけた。

娘も返事をした。






その時、別の女性の声がした。

「ああ…」か「はあ…」か、ため息に似たハッキリした声だった。

ドアが全部開いて誰もいないと思っていたが
もしかすると見落としたか。

私が個室に入ったあとに誰かが入って来たのかも。





とりあえず誰かがいるようなので
私は個室の中から娘に話しかけるのをやめ
さっさと用を済ませて個室から出た。

娘は最初と同じ、洗面台の前に同じ向きで立っていた。

その横で私は手を洗った。

その時ふと振り返ると個室のドアはやはり全部開いていた。

変だなと思いながら娘とトイレを出た。








改札に向かいながら私は娘に尋ねた。


私「さっき誰かトイレに入ってきた?」


娘「ううん」


私「でも声が聞こえたよね」


娘「あれ、お母さんの声かと思った」


私「じゃあ聞こえた?女の人の声」


娘「うん」








私「出たね」


娘「うん」






そのあと
娘も私もこの話を振り返ることなく過ごしました。




しかし

個室で用をたしていた時
頭上を見上げなくて良かった…あせる