今日は、ダウン/フェザーのお話です。
お布団や、衣類に使われているダウンやフェザー。
中国やハンガリーが主な産地で、ガチョウやアヒルの羽から作られます。
産地では、死んだ水鳥の羽を使っていると主張していますが
死んだ鶏の羽では、今の生産量には足りません。
ダウン、フェザーは
生きた鶏からむしり取った羽 です。
人間の手で、一羽一羽抑え込み
胸からおなかにかけてのやわらかい羽をむしり取ります。
これを、約6週間おきに5年ほど続けます。
新しい羽が生えてきたらすぐにまたむしり取られる、と言うことですね。
もちろん、麻酔なんてものはないし
押さえ込まれている時に窒息するものもいます。
あまりの痛みに、鳴きわめきます。
むしりおわった鶏は、痙攣し動けなかったりします。
乱暴にむしり取るので、皮膚が避ける時もありますが
無麻酔にて太い糸で縫い付けて終わりです。
※まだ羽を生産できると思われる鶏のみ。
もう生産ができないとおもわれた鶏はもちろんそのまま放置
人間が、生きたまま6週間おきに体毛を全部
むしり取られたら痛いでしょうね。
生えてきても生えてきても、むしり取られるんですよね。
死んだ鶏から、羽を取ることもありますが
その「死んだ鶏」はなんのために殺されたのかと言うと
「フォアグラ」などを取る為に急速に成長させられ、殺された鶏です。
フォアグラは、強制的に餌を食べさせて病気にさせた
アヒルやガチョウの肝臓です。
もちろん、狭くて暗い檻にたくさんの仲間と監禁されて
一日に2~3回、喉から胃までの太いパイプを入れられて
強制的に餌を入れられます。
胃が痙攣して、吐こうと思っても吐けないようにしてあります。
これを1ヶ月ほど繰り返してできるのが
通常の健康な肝臓の10倍に膨れ上がった肝臓です。
これを人間が食べる為に、鶏たちはこんな思いをしています。
ニューヨークでは、今年からフォアグラの提供が禁止されます。
だって、これは動物虐待だから。
ちなみに、アヒルやガチョウの本来の寿命は10~40年ほどです。
羽をむしり取られる鶏はだいたい5年ほどで力尽きます。
フォアグラ生産の鶏に至っては1ヶ月の命です。
アヒルやガチョウの羽は、寒さから鶏の身体を守り
生まれてくるヒナの為に巣に敷き詰めて卵を温める親鶏の愛です。
暖かくて、やわらかな羽は 人間の布団や服になる為に生えているワケではありません。
鶏にこんな思いをさせてまで
ダウンを着ますか?
フォアグラが食べたいですか?
羽毛のように暖かくて軽い化学繊維はいくらでも開発されているし
フォアグラを食べなくても、他においしいものはたくさんありませんか?
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