おはこんばんちわ

 

 

来年4月に東証が再編されます。

 

現在の東証は

東証一部、二部と

新興企業向けのマザーズ、JASDAQがあります。

JASDAQにはさらに

スタンダードとグロースがあります。

 

今更この分類がどういうものかを

説明しても意味がないため割愛しますが、

この市場区分が来年4月に

再編されることとなりました。

 

 

それが

プライム市場、スタンダード市場、グロース市場です。

 

ここからは東証が2020年に発表した資料から

抜粋して説明します。

 

プライム市場は、

多くの機関投資家の

投資対象となりうる規模の企業で

ザックリと流通時価総額が

100億円を超える企業向けとなります。

株主数も800人以上いなければなりません。

 

スタンダード市場は、

一定の時価総額を持ち、

上場企業としての基本的な

ガバナンス水準を備えている企業向けとなります。

時価総額は10億円以上、

株主は400人以上が必要となります。

 

グロース市場は、

高い成長可能性を実現するために、

事業実績としては相対的にリスクが高い企業向けの

新興企業向けの市場となります。

流通時価総額が5億円以上で

150人以上の株主数が必要となります。

 

 

新たな市場区分への移行は

東証一部からはプライム市場およびスタンダード市場へは

市場選択に係る手続きのみで移行できます。

 

東証二部、JASDAQスタンダードからは

スタンダード市場へは

市場選択に係る手続きのみで移行できますが、

プライム市場もしくはグロース市場へは

新規上場と同様の手順が必要となります。

 

マザーズとJASDAQグロースからは

グロース市場からは市場選択に係る手続きのみで

プライム市場やスタンダード市場へは

新規上場と同様の手順が必要となります。

 

 

ここからすると、

東証一部からは

プライム市場もしくはスタンダード市場

東証二部からはスタンダード市場へと

区分変更されることが

ほとんどだと思われます。

 

実質プライム市場が東証一部

スタンダード市場が東証二部と考えてよさそうです。

 

一部、東証一部からスタンダード市場に

格下げする企業もおりましょうが、

市場区分は企業の信用にも関わってきますから、

プライム市場の上場基準を満たす企業は

間違いなくプライム市場に上場するでしょう。

 

 

9月から上場企業による

市場選択手続きが開始されますので、

年明けには大勢が判明するのではないでしょうか。

 

 

それぞれの企業がどんな選択をするのか

楽しみではありますね。