寒河江荘三八幡　～名所旧跡

『溝延桜つつみ～名所旧跡』【溝延大けやき】アクセス・営業時間・料金情報 - じゃらんnet溝延大けやきの観光情報溝延大けやき周辺情報も充実しています。山形の観光情報ならじゃらんnet…

山形県の寒河江西村山地区。この地には古くから人々の信仰を集め続けてきた三つのパワースポットが存在します。

寒河江荘三八幡（さがえのしょうさんはちまん）

　寒河江荘は、現在の山形県西村山郡および寒河江市のことで、12世紀の初頭に摂関家領荘園として成立していました。

寒河江荘三八幡とは、その寒河江荘に鎮座する寒河江八幡宮、溝延八幡神社、谷地八幡宮、の三社の総称で、寛治年間（1087年-1094年）の源頼義・義家父子が関わる相当に古い神社のようです。

いずれも武家から崇敬を受けた八幡神で、この三社は、最終的な支配者となった最上義光及び最上氏からも一貫した崇敬を得ていたようです。

寒河江八幡宮　

　山形県寒河江市にある神社で、寒河江荘の総鎮守とされてきました。誉田別命（第十五代応神天皇、八幡神）を主祭神とし、大山祇神を配祀しています。

社伝によれば、源頼義・義家親子が前九年の役の際、八幡神に祈って戦勝したので、寛治7年（1093年）に京都男山八幡宮（石清水八幡宮）を勧請し八幡原（現寒河江市若葉町・元町）に創建したと伝えられています。
建久2年（1191年）、寒河江に入った大江親広が改めて鶴岡八幡宮から分霊を勧請し、八幡原の八幡社と合祀して現在地に社殿を創建し、大江氏（寒河江氏）の産土神としました。

（寒河江八幡宮　本殿）

９月には例祭「寒河江まつり」が行われ、古式流鏑馬や寒河江奴、神輿渡御、神輿の祭典が例祭を盛り上げます。

【ご利益】
安産子育て祈願、厄除開運、勝運、開運成就、身体健康、家内安全など（あくまで参考）

［住所］山形県寒河江市八幡町5-70
［電話］0237-86-6258

溝延八幡神社

　山形県西村山郡河北町にある神社で、三八幡の中で最も古い建造物が今に残っています。

県の有形文化財に指定されている本殿や、県の天然記念物である樹齢700年以上と言われる大ケヤキが有名で、誉田別命（第十五代応神天皇、八幡神）を主祭神としています。

溝延八幡神社は、縁起によると天慶年間（９３８～９４７年）に勧請されたのが始まりとされます。元々は不動木（ゆするぎ）八幡として現在地より西方向（河北町溝延不動木地内）にあり、平安時代後期には源頼義、源義家親子が崇敬したと伝えられています。南北朝時代に入ると、寒河江城主大江時茂の嫡男溝延（大江）茂信が溝延城を築城した際に、城の鎮守社として当地へ遷座されました。