日テレ系にて

毎週日曜よる10時30分から放送中のドラマ
「降り積もれ孤独な死よ」

先日、放送は第6話を迎えましたね。

2024年現在、山下美月さん演じる橙子が取材しているなかで、成田凌さん演じる冴木も、黒木メイサさん演じる五味も、話したがらないほど、
7年前の灰川邸事件はそれだけ後味の悪い事件だったということが窺えるから、一体どんな終わり方をしたのか気になっていましたが、

これまで2017年の場面が多かったなかで
物語も折り返し、少しずつ現代に近づいてきたような感覚があるので、ここから現代の少女の失踪にどう絡んでくるのかも気になりますよね。🤔


さて、笠松将さん演じる謎の男の登場によって、彼が
小日向文世さん演じる灰川十三の実子かもしれないとされていたなかで、

前回は、吉川愛さん演じる花音が灰川邸で見つけた日記に記された、灰川の若かりし頃の事実が初めて描かれましたが、

ラストに、灰川の実子、そして灰川邸に飾られていた絵を掛け変えた人物が
佐藤大樹さん演じる鈴木であることが明かされた時、

やっぱりそうじゃん!
って声に出るくらい、そう思いました。


実子ということはあまり考えていなかったのでそこに驚きはあって、
犯人っぽさは初めから感じていたから、犯人が分かって少しもやもやが晴れたような感じがしたけれど、

萩原利久さん演じる蒼佑が連れ去られ、
鈴木に電話していた花音も拘束された状況で始まる展開に、どうなるのだろうと思い、

まだ現代では登場していないから、
死んでしまうのは嫌だなと、緊迫した状態で願いながら今回は見届けていましたが


鈴木の正体が分かっているからか、
署に戻って来た時のいつものテンションだったり、取調室で冴木に対する突っ掛かる態度だったりが、何だか白々しく感じて、
もやっと、苛立たせるような感覚を残していくのがすごく嫌でしたし、

冴木と五味たちが鈴木の家に行った時、
奥に出てきた赤い服装の配達員が鈴木だろうと直感したら案の定で、

逮捕から逃げて、余裕そうに笑っていたり、
蒼佑と花音に話している口調に滲むものだったり、
13人の子どもたちを探して連れ去る姿とかも

色々なドラマで見て受けている印象のなかでは
やることがシリアルキラーなんだよなと、
っぽいなと、その不気味さと異常さに思いました。


そして、灰川を殺害したのも鈴木だったことが明かされましたが、

幼い鈴木を施設に置いて行き、大きくなっても突き放し続けた理由のきっかけとなった残酷な光景は衝撃的で、

何もかも“守るため”の選択は
悲しくて辛いものだったはずなのに、
鈴木に恨みを抱かせることになって

伝わらない、伝えなかったのが
不器用すぎるのかもしれないけれど、

灰川が最後に鈴木の手を触って確かめていたのにぐっときて、想っていたことが優しく伝わる瞬間だったなと感じましたね。


でも、だったら
灰川の実子でもなければ、灰川邸事件の犯人でもない、あの謎の男は何者なのか気になりました。

あの時、鈴木が灰川の実子だと分かっていて、鈴木を狙って襲ったのか、

以前、花音を階段から突き落とした人物がそれだとされていたけれど、本当はどういうことだったのか、
花音の家の前にまで来たのは何だったのか、

灰川邸事件と何か関係があるのか、

リッカのマークのストラップを持っているから生き残った6人のひとりなら、
未だに行方が分かっていない健琉だとするなら、どこで顔に怪我を負ったのか、とか考えたりもして

謎が多いですね。🤔


蒼佑も花音も助けられて良かったけれど、
鈴木の挑発に我を失ってしまった冴木の行動もあって

予告が流れないから何だか後味が悪い回だったなと思いました。