夢というから届かない遠くのものと時には思えてしまうけれど、
夢の大きさは色々あって良いと思うし、
現実との天秤にかけて失う夢ほど苦しいものはないなと私はつくづく思うので

確かなものがあってもなくても
過去は関係なく今、何かしたいと、僅かでも気持ちが動くものをただ目指していくことも夢と言えるなら

気持ちは少しだけ前向きになれる気がします。😌


金曜ドラマ「9ボーダー」

先日、第5話を迎えましたね。

川口春奈さん演じる七苗の主導で、おおば湯を立て直す計画がスタートするなか、
ひょんなことで、松下洸平さん演じるコウタロウが大庭家にお邪魔することになった今回、

コウタロウと想いが通じ合った七苗を横目に
畑芽育さん演じる八海がすぐ敬称抜きでコウタロウ呼びしちゃうのも何だか可笑しかったけれど、

捨てるため、元夫との特大パネル写真に手を合わせていた、木南晴夏さん演じる六月に倣って手を合わせるコウタロウを見た時に、「いちばんすきな花」でのシーンを思い出して、ちょっと可笑しかったです。🤭


みんなでアミューズメントパークに行った際には、
それぞれの想いが動きながらも、楽しそうだったのが何より微笑ましかったですし、

またひとつ、コウタロウはビリヤードが出来るという発見があって、その正体に近付いてきているのを感じるとますます謎が気になりました。


井之脇海さん演じる朔に告白された六月は上司と部下という立場に悩み、線を引いていましたが、

八海が、木戸大聖さん演じる陽太に気持ちを伝えたのも印象的な回でもありましたね。


陽太は八海を妹のように思って気に掛けて心配して、いつも優しいのは良いのだけど、その優しさと接し方がちょっと狡いなというか、
八海の気持ちに気付かずに陽太が向け続ける優しさが、罪だなと思えてしまうところがあって、

陽太の気持ちを知っているうえで想いを伝える八海の切ない気持ちを感じつつ、その瞬間が3コマで残るというのも切ないものでした。

好きな人には不器用なのかもしれないけれど、
八海の想いを知って戸惑う陽太の気持ちはどう変わるのか気になりますし、

YOUさん演じるあつ子さんが、迷える不器用な若者たちに良い感じのトスをあげてくれているのが凄く良いなと思いましたね。


先の目印、夢というものを考えることが目の前にやって来てから、周りからそれを聞いて考えるコウタロウの表情がどこか寂しそうで、気が重そうにも見えていたので、
朝、コーヒーを淹れて、みんなの一日が始まる瞬間が楽しいと、気持ちが動くことに気付けた時には、どこかすっきりとした表情に変わっていて、良かったなと思いましたし、


七苗があの時行けなかったレストランに、コウタロウが連れて行ってくれたことに素敵だなと思ったけれど、

いつもと違う雰囲気のコウタロウとのデートに、どこか儚いような表情をする七苗を見ると

蛇口の水滴がひとつ落ちる音が気になったように、

いつか消えてしまうかもしれない、この幸せな時間の儚さのようなものを感じることに、美しい夕陽も相まって、何だか少し切なさを覚えました。


ラストには、失踪していた父、高橋克実さん演じる五郎が登場して、

ちょっとだけ登場した少年の正体が気になるところですが、波乱の幕開けのように感じました。

いよいよ後半戦、どう展開するのか気になりますね。