TBS系火曜ドラマ

「くるり~誰が私と恋をした?~」

先日、ついに最終話を迎えましたね。

生見愛瑠さん演じるまことが忘れていた記憶が次々と蘇り、クライマックスが近付くなかで、自称で近付いた3人がついた嘘も少しずつ明かされていきましたが、

瀬戸康史さん演じる公太郎が元彼ではなかったこと、宮世琉弥さん演じる律と付き合っていたことを思い出してから
二つの好きに揺れ動くまことの表情が悲しげで、

まことの幸せを願いながらも切なく微笑む公太郎も、まことの中に自分がいないことに気付いてしまった律も切なかったので、

まことが自分と今の気持ちとどう向き合うのか気になっていました。


そして問題は、あの花見の日、何があったのかということでしたが、

その様子からまことにはストーカーがいるという前提があったので、きっと3人のなかにいて、それは誰なのかという疑いがありましたよね。


最初に、神尾楓珠さん演じる朝日が自分から仲良かった友達ではなかったことを告げた時、

まことが、新しく積み上げてきた友達であった時間を無かったことにせず、一番の友達だと言ってくれて良かったと思いましたけど、

大して仲良くなかったと言っていた朝日と話していた記憶も蘇ったことにまことは混乱していたので、まだ朝日にあるのかもと気になってはいました。


そうしたら、まことが階段から落ちた要因のひとつに朝日が関係していたことが分かって、

ストーカーと言うには少し違っていても、誤解を招いて恐怖を与えていることに無自覚だったのは怖かったし、その不器用さに何とも言えない気持ちになりました。



一方、律が、うさぎの着ぐるみを着て隠れていないといけなかった理由も明かされましたが、
意外だったというか、何というか、
いつも大人っぽく見せようとしていた律のまだ子どもっぽいところが見えて、なんだ可愛いじゃんと思いましたし、

まことが思い出した律との思い出は去年のクリスマスまでで、花見までの3ヶ月の間に何がきっかけで別れが訪れたのか分からないけれど、

今のまことに振られても、今度は笑顔で別れることができたと言いながら、やっぱり悲しくて泣いてしまう律に切なくなりましたね。


一人だと寂しくなるかもしれないから火を付ける時は誰かと一緒が良いと言っていた公太郎が、一人で寂しい表情で、まことにあげたい香りのアロマキャンドルに火を付けていたのも、前回は切なくて印象的だったけれど、

まことも一人で付けた時、
以前も公太郎が好きだったことに気付いて

やっぱり匂いは記憶に結び付いているのだなと改めて感じましたし、


公太郎がまことに、花を見て綺麗って思えるようになったら来てと言っていた過去とは反対に、
花を綺麗と思わなくても買わなくても店に来て良いと、今は言っていたのも印象に残っていて

事故に遭った日、桜が綺麗だと思えたことが嬉しかったのがあの表情の理由だったのだなと分かって
どこか温かい気持ちになりました。


きっかけは後悔や想いから生まれた嘘だったかもしれないけれど、

記憶をリセットされて、きっとありのままのまことで、また出会い直せたからこそ、

まことは、丸山礼さん演じる香絵と友達になれて、公太郎とはちゃんと惹かれ合って、想いが通じ合えて
朝日はまことと分かり合えて友達になれて、
律はまた失恋したけれどきっと前よりは楽しい思い出になって、朝日とも“つまんない友達”になれて

みんな、以前より良い形を築けたのではないかなと思うと、良かったなと思いましたし、

律が泣いているところを朝日に弄られていたのが可笑しくて、

何だかんだあったけれど、香絵も交えて、二人が仲良くできていることが微笑ましく思いましたね。☺️