プロデューサーと脚本が同じでも

監督が違うからと思っていたけれど、

「着飾る恋」っぽいなと
ふとした瞬間に感じることがあって

何だか時折ぐっときます😳


金曜ドラマ「9ボーダー」

先日、第2話を迎えましたね。

前回終盤に勃発した、川口春奈さん演じる七苗、木南晴夏さん演じる六月、畑芽育さん演じる八海の姉妹げんかも、結構すんなり収まった優しい冒頭が心地良かったです。


今回、七苗は、松下洸平さん演じるコウタロウの過去を探すお手伝いをすることにしましたが、

コウタロウのたどたどしい電話や、タンシチューの押し売りには微笑ましい思いでいっぱいでしたし、

七苗が帰って来るのを空港で待っていてくれるサプライズはすごく温かく感じました。


優しくて穏やかなコウタロウだから、本来はきっと正反対なのかなと想像していたところもあったのですが、

初めて映し出されたコウタロウの以前の姿が
思った以上に黒くて、柔らかいオーラとイメージが違い過ぎて少し衝撃を受けましたし、

木戸大聖さん演じる陽太が偶然見たコウタロウの1億円の残高や持ち物の中身が気になりましたね。

過去を少し思い出したコウタロウの表情や、今を選ぼうとする様子にどこか切なさを感じましたけど
知らない過去を知って苦しくなったり、傷付いたりする気持ちを想像すると、今のコウタロウの方が自然で彼に合っているのかなとも思いました。


そんななか、

ずっと楽しみにしていたことも犠牲にして、七苗が全部背負っているのが見ていて苦しかったですし、


ただただ七苗自身のこと軽視しているように感じる会食の光景が何とも辛くて

そもそも、この会食に代打は必要だったのかと私は思ってしまいました。



いつも、奥村佳恵さん演じる千尋のフォローだったり、後輩の指導だったり、頑張っているのを誰も認めても労ってもくれず、


大丈夫と、とても気を遣えるような心情ではないなかで、いつも迷惑を掛けてしまっていることに罪悪感を抱く千尋に、本音を吐きながら、温かく心強い言葉を掛ける七苗の寛大さには心を打たれました。



ここでもコウタロウが見せる自然な優しさと、滑り台を滑って七苗の背中に膝をこつんして背中を擦る行動に感じるあざとさに、狡い人だと思ってしまうけれど、

七苗のことをどう呼ぶか定まらない時間も良かったですし、何だかこの空気感に癒されましたね。☺️



一方、八海に交際0日婚を申し出た、兵頭功海さん演じる祐輔が挨拶をするため家にやって来た時に、

陽太が出したお酒がまた “土下座” というのが可笑しくて、お祝いだと受け取る祐輔も何だか天然っぽいなと感じたし、

お酒の銘柄のユニークさというと、「わたしのお嫁くん」でも “断固阻止” というのがあったなと、私はその時に思い浮かべていました。🤭
こういう遊び心っていいですよね。


滑稽でもあり複雑な場面でもあったけれど、

六月に誘われて来ていた、井之脇海さん演じる朔が
何も知らないから仕方ないことでも、さらっと言ってしまうタイミングの悪さとか

八海がテーブルに頭を打って、祐輔が物を落とすまでの、この動きと間が絶妙で面白かったです。


八海の「好きって何?」という問いに、その人といると笑顔になれると六月が言っていたように、

八海は陽太を見て微笑み、

六月は朔と、七苗はコウタロウといて、素敵に笑っていたのが印象的でしたね。😌