言葉そのものが今の流行りになっているのは感じているけれど、意識して弄っているのか、
「不適切にもほどがある」というワードまで出てきたので、
同じ曜日、それも他局の次の時間帯の番組タイトルを台詞で持ってくるなんて、そんなことあるんだと思って、驚きました。


フジテレビ系にて
毎週金曜よる9時から放送されていたドラマ

「院内警察」


先日、最終回を迎えましたね。

桐谷健太さん演じる武良井が刑事を辞め、院内交番に来てからずっと探ってきた、入山法子さん演じる恋人の美咲の死の真相が明らかになりましたが、

美咲の死因が新薬の治験によるものだと知ってから、治験のことに注目していたので

ある時、長濱ねるさん演じる響子が見つけた壁に残されていた謎の赤い跡がここで繋がってくるとは驚きでしたし、

その真実に何だかやるせない気持ちにもなりましたね。


初めの頃から、武良井と、瀬戸康史さん演じる榊原との対立が印象的に描かれてきたので、

治験の責任医師であり、榊原が美咲の死に関わっていると思ってきた武良井の視点で見ていると、榊原の印象はあまり良くなかったけれど、

榊原のなかにある妹の存在が結依ちゃんと重なった時には、それまで見えていなかった榊原の人間的な部分が見えてきて、印象が少し変わったように感じましたし、

終盤に差し掛かった頃には、病院の膿を出すために協力しているような展開になっていたことに何だか感慨深いものを感じていました。


病院だから、死が描かれることもあるけれど、

響子とも仲良くしていたり、冷徹そうに見える榊原の心を動かしたり、ムードメーカーのような存在にあった結依ちゃんが亡くなった時の悲しみは大きかったですね。



響子が院内交番にやって来てからの成長を、ラストにはぐっと感じられて、

武良井が置いたキャンディを、響子も、榊原も胸ポケットに挿して行くのが良いなと思いましたし、


治験のことが落着した後、榊原が思ったよりすっきりとした表情をしていたのが印象的で、

院内交番を去ってしまうのかなと思っていた武良井も戻ってきて、良かったなと思いました。


それから、番組途中の提供画面の映像やテロップでも楽しませてもらいました。

響子がボールを当てられているシーンは、柔らかいボール使用しているとか、撮影の裏話を紹介されたり、
ある時は早口言葉が書かれていたこともあったり、

今回は信号待ちのシーンのメイキングのような、榊原が笑いを堪えている感じも良かったですね。

ユニークだったな。😌