先に最終回を迎えた作品もありますが、
少し前から最終回ラッシュが始まり、
今週は次々と終わりを迎えるので書きたいなと思うことたくさんありそうですけど、
少し遅れがちになるかもしれないので、
気長にお願いします。🤗


さて、先日ついに最終回を迎えた、

日曜劇場「下剋上球児」


準決勝で星葉を下した越山が、甲子園出場をかけた決勝に挑んだ最終話、

鈴木亮平さん演じる南雲が監督として戻って来られるように頑張った2年目の予選での初戦はもちろんだけれど、
前回や今回の試合のシーンは特に印象的に描かれていて、

すごく臨場感があって、ドラマなのに本当の試合を見ているかのように感じていましたし、胸が高鳴りました。


三重県が舞台になっているので方言はもちろんあって、テンポよく皆が喋るから、それはリアルで凄く良いのだけど何を言っているか聞き取りにくいと感じることもあったし、
専門的な用語とかよく分からないこともあったけれど、

それ以上に、熱を感じて、

初めの頃、1年生だった彼らが逞しく成長したということだけでも感慨深いものがあるのに、

南雲や、黒木華さん演じる山住との信頼関係が確かに築かれていって、
彼らの気持ちが緩んできた時に飛び出る南雲の叱咤や激励が、彼らの性格を理解している上で本来の調子を発揮させるためのものだと分かると、その言葉が面白いように響くのが凄いなと感じましたし、

残念だと散々言われてきた越山を応援する人が増えていくのを見ていると、本当に感慨でした。


星葉戦では想定外のことが起きて、部員の心に不安や乱れが生じてしまったけれど

皆が後ろのポケットに入れた、山住が渡したお守りを触っているところも良かったですし、

最後までピッチャーをやり抜いた、兵藤功海さん演じる根室の気持ちや、サヨナラ勝ちを決めた、中沢元紀さん演じる翔の打球に、ぐっときましたね。


決勝では、少しの冗談を言えるような、いつものリラックスした状態で挑んでいたのが、らしくて良いなと思いましたし、

山住が戻って来たことで、ボールを当ててしまって責任を感じていた、小林虎之介さん演じる壮磨は、ほっとして嬉しそうな表情を見せていたのが印象的で

点差が開くのを抑えたい、ピンチの場面で、
監督の判断ではなく壮磨が判断したことが功を奏していて、凄いなと思いました。

そして大勝負に出た時、
伊藤あさひさん演じる椿谷がヘッドスライディングしたり、橘優輝さん演じる久我原を代走にしたり、
以前の試合を思わせる展開にしみじみとして

満塁のなかで翔が抑えて、甲子園が決まった瞬間は心が震えましたね。☺️


そんななか、翔の頑張りを見て、手術を受けることを決めた、小日向文世さん演じる犬塚だったけれど、
失敗して失明するかもしれないことを怖れて手術を拒んでいたことがあったから、
看護師さんが「絶対、失敗しない先生」だと言うのが可笑しくて、また怖くなって小さくなるおじいが何だか可愛く見えました。

初めは厄介者みたいに思われそうなくらい自由すぎて、何なのかなと思っていたけれど、
翔を思いすぎての言動がたくさん目立っていても、どこかやっぱり憎めないところがあって、
それが何だか面白いなと思っていたんですよね。

無事、右目の手術が成功して、優勝した翔のことを誇らしく思うおじいの表情が温かくて、

おじいの銅像を建てようかという話に対して、格好悪いと断りながら何だか嬉しそうな表情を見せるのが、可愛らしいなと思いましたし、

おじいがグラウンドを作ったからこそ、ここまで来られたところはあると思うので、
そのお節介も悪くはないのだなと、微笑ましく思いました。😌


甲子園に行く時に必要な費用が足りないと分かってピンチだったこともうまくいって、

ラストの、実際の甲子園球場での空気感は
本当に凄かったですね。

結局、ぼろ負けだったけれど、
廃部寸前だった弱小野球部がここまでになれただけでも本当に凄いことだと思うし、

どこか明るく見えた彼らの表情は
ずっと輝いて見えました。


描かれたその後の彼らにも笑顔や希望があって良かったですし、晴れやかで温かい気持ちになる結末だったなと思いましたね。🤗