日曜劇場「下剋上球児」
“日本一の下剋上まであと6日”という文字が躍った第7話ラスト。
インタビューで、
鈴木亮平さん演じる南雲に対して、教員免許偽造に触れる場面があった時は少しチクッとしましたけど、
キャプテンになった、伊藤あさひさん演じる椿谷の、
「日本一の下剋上、目指します!」の意気込みの言い方も含め、どこか笑いを誘うような締め方で、次の期待が高まっていました。
そういえば前回、椿谷が発した、南雲が取得した資格の偽造を疑う一言が面白かったですよね。☺️
何だか、あの一言の後の空気感がすごく素の感じがあるように感じて、アドリブだったのかなとすら思うくらい、その雰囲気が良いなと、面白いなと思いました。
それに、生田俊平さん演じる楡が抱える悩みに向き合った南雲が、一緒にコンタクトレンズに挑戦する場面が面白くて、
私は裸眼なのでコンタクトレンズを入れようとする瞬間を見るのもちょっと怖かったのだけど、
一緒に、というのが何だかとても微笑ましい光景でした。
さて先日は、第8話を迎え、
物語もいよいよクライマックスに突入しますが、
初め、1年生だった彼らが3年生になり迎えた夏で、快進撃をみせたのはとても感慨深いもので
弱小だった野球部が次々と勝ち進んでいったことで、期待や注目が高まり、
ベスト8まで勝ち進んだ時に、調子に乗って気が緩み始めている雰囲気に危うい感じがしていましたが、
ちゃんと決めていくのは良かったなと胸を撫で下ろしました。
そんななか、
南雲のことをまだ許していないと言う、小日向文世さん演じる犬塚に、黒木華さん演じる山住が「しぶといな」と呟くのも面白かったし、
中沢元紀さん演じる翔に完投させるよう言ってくる、過保護な部分も相変わらずで良いのだけど、目の病気が心配ですよね。
酷くなっているのが見て分かるようになってきて、
いつも何だかめちゃくちゃな気もするけれど、
孫を思う切実な願いを感じると
切ない気持ちにもなりました。
準決勝で戦うことになった強豪の星葉高校に勝つために、翔ではなく、兵藤功海さん演じる根室を先発にするという南雲の決断は
誰にとっても複雑で不安で
南雲もまた悩みに悩んで決めたことで
これまでエースとして投げ続けてきた翔が、ピッチャーとして大きく成長した、根室に対してライバル意識が芽生え始めていることを以前から感じていたし、
根室も自信をつけて目標に向かって頑張って、
翔が先発に選ばれた時に悔しいと感じていたのが分かっていたので
先発がいつもと違う形になったことに
色々な思いを考えると、何だか苦しいなと思いました。
でも、やるせない気持ちを抑えながら出来ることをしようとする部員たちには、南雲を信じる強さのようなものを感じましたし、
不安になっている根室に、山下美月さん演じる姉の柚希が弟の背中を押す言葉を掛けるのが印象的で
姉ちゃん、かっこいいなと思いましたね。
試合当日、山住がみんなにプレゼントした手作りのお守りはとても心強いものになるだろうと思ったら
練習中に脇腹にボールが当たっていた山住の体調が悪化してしまって
プレーに影響がでなければ良いなと思うし、
ドミノ倒しのように、起きる色々なことがきっと彼らを動揺させてしまうのではないかと心配や不安が過るけれど、
大勝負は次回、
日本一の下剋上はどうなるのか、見逃せないですね。