朝起きたら手足がパンパン…浮腫は何で起きる？

「朝起きたら手足がパンパン」

「指で押すと跡が残る…」

そんな経験ありませんか？

身体で起こる浮腫。

どういう原因でそうなってしまうのか？

今日はそんなお話です

浮腫の原因として大きく5つあります。

①体液の分布変化
②血液循環の低下
③ナトリウム(Na)や水分のバランス
④ホルモンの影響
⑤静脈やリンパの流れの問題

①体液の分布変化

日中は立位や座位が多いため、

重力の影響で血液🩸や組織液が

下半身（特に足）に溜まりやすくなります

睡眠中に横になると、

重力の影響が小さくなるため、

一時的に体液が全身に再分配され、

顔や手足にも移動して浮腫が出やすくなります

②血液循環の低下

就寝中は活動量が少なく、

筋肉のポンプ作用

（血液やリンパを押し戻す働き）

が弱まります

その結果、末梢の循環が滞り

余分な水分が手足の皮下組織にたまって

浮腫が生じます。

③ナトリウムや水分のバランス

塩分を多く摂取したり、

前日に水分を多めに摂ったりすると、

体が余分な水分を保持しやすくなります

この影響で、朝方にむくみが

強く出ることがあります

④ホルモンの影響

睡眠中には抗利尿ホルモンが分泌され、

尿の量が減ることで体内の水分が

保持されやすくなります。

これも浮腫を助長する一因です。

⑤静脈やリンパの流れの問題

もともと静脈の弁機能や

リンパの流れが弱い人では、

夜間に体液が効率よく戻らず、

朝起きたときに手足が浮腫やすくなります。

---

浮腫の原因が分かったところで

じゃあどうしたら改善できるのか

ここからは、改善方法と

普段からできる対策法をまとめます

【睡眠中の工夫】

1.足を少し高くして寝る

枕やクッションを膝下に置いて

足を心臓より少し高くすると、

血液やリンパが戻りやすくなります

2.同じ姿勢で寝続けない

横向きや仰向けを変えてみると、

体液の偏りが抑えられます

【起床後の対策】

1.軽いストレッチや屈伸運動

ふくらはぎや手首を動かすことで、

筋肉のポンプ作用を働かせて水分を戻します

2.手足のマッサージ

足先から心臓に向かって、

手なら指先から手首に向かって

さすり上げると効果的です

3.温める

シャワーや蒸しタオルで

手足を温めると血流が改善されます

【日常生活での予防】

1.塩分を控える

塩分が多い食事は

体に水分をため込みやすくします

味付けを薄めに意識するとよいです

2.水分を適切に摂る

水分不足でも逆に浮腫みやすくなるため、

こまめに水をとるのが大切です

3.適度な運動

ウォーキングやストレッチで下半身を動かすと、

日中の浮腫を防ぎ、朝の浮腫も軽減されます

4.アルコールの量を調整する

飲酒は血管拡張やホルモンバランスの影響で

むくみやすくなるため、控えめが安心です

---

普段の生活習慣でかなり改善できるケースが

多いので普段からセルフケアを

積極的に取り組んでみて下さい

『筋肉が固まりやすく感じてる…。必要な栄養素と食事️』

筋肉の硬さが気になる方必見です

ストレッチしてるのに、柔らかくならない。

それは栄養面が関係してるかも…？