選手紹介2人目です。

岸本 大紀(青山学院大学2年)

 2年目にして青学の柱とも言うべき選手ですね。高校時代にも5千mて14分10秒台のタイムを持っており、原監督からも即戦力候補と言われる程期待がかかる選手でした。

 そこから戦力になるのは本当に早かったですね。1年目にして関東インカレに出場して5千m13位はまずまずでしょうか。その後、チームが低調の中、岸本選手が引っ張ったりと上級生顔負けの活躍を披露。原監督もこの時点で「2区は岸本だぞ」と上級生に発破をかけたほどです。

 そして、迎えた駅伝シーズン。出雲は最短区間の2区に起用されて区間賞!原監督から「駅伝男」と言われるほどの信頼を勝ち取ります。そして全日本では初の主要区間となる2区に起用され区間5位とまずまずの走りを見せました。

 そしてこの後さらに上昇するのが凄いですね。記録会で1万m28分32秒というかなりなタイムを叩き出すと、その後も絶好調!発破とかではなく実力で箱根2区の座を掴み取ります。

 その箱根2区では持ち前のクレバーさを披露。先頭集団に追いつくまでは自分が引っ張りますが、追いついてからはずっと最後方に位置して体力を温存。そして、残り500mですっと前に出て先頭でタスキリレーしたのはかなり驚きました。区間5位以上に67分3秒という区間タイムが凄さを物語っています。ここで先頭に立ったのも大きく、青学総合優勝に大きく貢献しました。

 4年の𠮷田選手とともに、今年はダブルエースとして青学を引っ張っていくことになりそうです。力強く引っ張って、再び青学黄金時代を築き上げていってほしいです。