日本体育大学


昨年度の成績
全日本大学駅伝予選:4位
箱根駅伝予選:3位
全日本大学駅伝:14位
箱根駅伝:17位


 指導体制が大幅に変わった日体大。戸惑いもあったようだが、一致団結して2つの予選は無事に通過。その後も自己ベストが大量に出て、箱根本戦が楽しみになりました。
 しかし、箱根は新戦力の経験不足が物を言ったか。序盤から完全に流れから脱落。復路では繰り上げスタートに遭うなど全く太刀打ちが出来ないまま終わってしまいました。


三大駅伝経験者(タイムは1万m)

4年
池田 耀平    28:47.05
岩室 天輝    29:20.58
大内 一輝    29:04.21
太田 哲朗    29:16.12
亀田 優太朗   29:01.81
嶋野 太海(主将)29:24.73
野上 翔大    29:08.96
松尾 拓実    1:05:06 ※ハーフマラソン

3年
大内 宏樹    29:15.57
加藤 広之    29:23.81

2年
藤本 珠輝    1:02:46 ※ハーフマラソン


その他の主な選手

4年
小松 直生    1:04:37 ※ハーフマラソン

3年
岡嶋 翼     29:33.43

2年
安達 響生    29:32.22
名村 樹哉    1:04:53 ※ハーフマラソン
盛本 聖也    1:04:21 ※ハーフマラソン


 今年はWエースという形でしょうか。まずは4年池田選手。三大駅伝はずっと1区を担当しており、箱根では区間3位と一人気を吐いた走り。今年は走力的に箱根2区も有り得そうです。もう一人は2年藤本選手。箱根5区は調整不良で失敗しましたが、箱根予選はハーフマラソンの大会では快走を見せていました。全身脱毛症という難病とも向き合いながら走っています。
 次に続くのは4年亀田岩室選手辺りか。亀田選手は持ちタイムは非常に良い選手、岩室選手は駅伝での実績がある選手です。他にも長い距離が得意な4年太田野上選手あたりも奮起してほしいところです。


主なルーキー(5千m14分20秒以内)
漆畑 徳輝  14:12.38

 タイムは山梨学院の漆畑選手が抜けてますね。駅伝での実績は今一歩ですが、今後に期待です。その後は、2番手こそ14分21秒という持ちタイムですが、3番手以降はガクンとタイムは落ちますが、ここあたりのタイムから台頭するのも最近の日体大です。


 さて、昨年度の箱根は選手が豊富ながら予選落ち。予定通りのオーダーを組めなかったという事情もありましたが、どうもタイム先行な気がします。トラック等でタイムを出し、レギュラーこそ獲得しましたが、経験の浅さから駅伝に順応し切れていないどういう感じが見受けられます。現状、箱根3区を走った亀田選手は区間最下位。
「他の選手に名前負けしてしまった」
というコメントもあるように、やはり自信をあまり持てていない選手も多いのかと。
 やはりメンタル面の改善ですね。層が厚いゆえに箱根予選は上位通過出来ますが、本戦に向けてはそこが課題かと。池田選手も経験を積んでここまで来ているので、それに習って多くの選手が伸びてほしいです。

 いいタイムを持っている選手の多い日本体育大学、経験を積んで自信に変えていきたい。