明治大学


昨年度の成績
全日本大学駅伝予選:2位
箱根駅伝予選:4位
全日本大学駅伝:15位
箱根駅伝:6位


 まさに逆境を乗り越えましたね。春先は関東インカレ2部へ降格という良くない状態から始まった2019年度。さらに4年生がまたしても苦しむ中でも、2つの予選は下級生中心で上位通過。連戦となった全日本こそ勝負になりませんでしたが、箱根は魅せます。10区間ミスなく繋ぎ、さらに当時4年生の大エース阿部選手も復活し、往路5位、復路4位、総合6位と素晴らしい結果を残し、5年ぶりにシード権を獲得しました。


三大駅伝経験者(タイムは1万m)

4年
小袖 英人    28:34.33
酒井 耀史    29:30.90
大保 海士    30:04.91
前田 舜平(主将)29:03.35
村上 純大    28:58.16

3年
金橋 佳佑    29:13.20
鈴木 聖人    28:48.12
手嶋 杏丞    28:40.72

2年
加藤 大誠    1:03:29 ※ハーフマラソン
櫛田 佳希    14:06.07 ※5千m
富田 峻平    1:02:59 ※ハーフマラソン


その他の主な選手

4年
坂井 大我    29:33.40
長倉 奨美    29:12.11

3年
佐久間 秀徳   29:37.07
中嶋 大樹    29:37.00
名合 治紀    29:34.93
橋本 大輝    1:03:57 ※ハーフマラソン

2年
小澤 大輝    29:10.82
杉本 龍陽    14:14.42 ※5千m


 さて、今年も4年生が強力であり、勝負の年となるかもしれません。4年生だと、小袖前田村上選手が中心。小袖選手は他校のエースと負けないくらいのスピードを持ち、前田主将は平地、下りともに行ける選手、村上選手は単独走ができる選手です。
 さらに下級生にも力のある選手がいるのですよね。3年手嶋鈴木選手、は小袖選手と並ぶエース級。特に鈴木選手は登りも得意な選手です。さらに忘れてはいけないのが、2年加藤選手。箱根では持ちタイムが低いながら、箱根2区で区間10位。将来のエース候補です。



主なルーキー(5千m14分20秒以内)
児玉 真輝  13:54.84(1万29:24.62)
安部 柚作  14:00.53
杉 彩文海  14:13.89


 一番の楽しみは鎌倉学園の児玉選手。5千m13分台であること、高校駅伝の実績を考えると即戦力となりえそうです。さらに國學院久我山の安部選手も持ちタイムを考えると面白そうな選手です。


 全日本はシードを手にしていないので、予選会からですが、既に他の2つの駅伝は出場が決まっています。
スピード型が多い明治ですが、意外にも出雲の成績は最高で7位。出雲に関してはまずそれ以上の成績を目指したところ。箱根に関してはトップ3も狙えるか。毎年、高校時代に実績のある選手が多く入ってくるので、ポテンシャルだけで考えると、3位以内は可能な気がするのですが果たしてどうなるのでしょうか。

 本来の強さを取り戻しつつある明治大学、6年前までのように、強豪校に名前を連ねるためにも今シーズンで足掛かりを掴みたい。