
1日2回のお散歩コースはだいたい2km。のどかな農村風景を歩き、途中近所の農家の人たちに挨拶したり話をしたり。
農家のお婆ちゃんが言ってたことが印象的だった。
「福島どうだ?いいとこだろ?空気はおいしいし作物もいっぱいとれるんだよ。またおいでな」
9月半ばだったのでたわわに実った稲穂が黄金色に光って風に揺れる。これらの米や野菜は収穫しても販売できるんだろうか。人の口に入るんだろうか。風評被害じゃない、本当に汚染されてるかもしれない作物、それでも私が見た農家の人たちは諦めずに丹念に作業を続けてた。やるせない思いでいっぱいになった。
ボランティアの仕事で、猫の世話は慣れないので苦労した。みんなばらばらのケージに入ってて、それぞれの水を交換してエサをあげてトイレの砂をきれいにしてケージの中を掃除する。猫によっては薬もあげないといけなかったり、高級なエサしか食べないので違う種類をあげないといけなかったり猫部屋に放つと捕まえられなくなったり。

でも猫達も個性ゆたか。私がいる間に上の写真のシャオは新しい飼い主のもとへ旅立った。

後半はマロンという雄犬の散歩を担当。なかなかヤンチャで力が強いので、散歩も汗だくでいい運動になった。油断するとすぐ道の端にあるドブのような農水路に入ってしまう、変なクセあり。

古民家は大きいけどほとんど動物用、あとは物資の格納とボランティアが自炊する台所と隊長の部屋などがあるくらい。ボランティアの寝泊まりはテント村、ということで私もテントで寝た。テントやアウトドアの装備は持ってなくて100円ショップで買ったアルミシートとビニールシートと毛布持参しただけだけど、問題なかった。疲れてたのでテントでは爆睡。
私は2泊3日の滞在で帰った。行きは車で行くボランティアさんに乗せてもらって相乗り、帰りは1人で電車で。下の写真は帰りに最寄り駅から乗った磐越東線。最寄り駅まではシェルターから徒歩20分の距離だったけど他のボランティアさんに車で送ってもらっちゃった。

知らなかったのだけど災害支援車両として申請した車は高速を無料で使える。その制度自体が9月頭で終了する予定だったのが2012年3月まで延長になった。当たり前だよね。復興復旧はまだまだこれから。被災地は今もこれからも多くのボランティアを必要としてる。
私にできることは微々たることでしかないけど、行ってよかった。津波で流された被災地ではないけど原発の影響被害を受けている地域へ行っていろいろ確認してこられた。動物保護については行政があまりにも後手になってしまってるけど、命であることには変わらず、人間の保護下で生きてきてた命が突然放り出され悲惨な状況になることも多い。
ほんとうはまた行きたいけど、広島に来てしまったのでなかなか東北には行けない。
でも現地に行く以外の方法で後方支援をこれからもしていけたらと思ってる。
こちらの保護動物日誌でもシェルターの様子がレポートされてます。
私もマロンの記事で一筆参加しました。






