銀行崩壊 | ochiochiのブログ

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地球温暖化も仮想通貨も新型コロナもSDGsもウクライナロシアの問題も「善意なき資本」が方向づけている。

「クソみたいな銀行は潰れればいい」と表題にしようかと思いましたが、あまりにもお下劣なので、「銀行崩壊」と、ま、なんとなくそれなりにって感じにしました。笑

 

三菱UFJ銀行が「年1200円」の口座手数料の導入検討 「2020年以降新規に開設した口座」が「2年以上取引のない」場合を対象に

 

プチ話題らしい。

 

しかし口座管理料なんて、どれだけ収益に寄与するというのだろう?

それにこれでは銀行の体質改善にもならない。

 

ソーシャルレーティング(注)というものが巷では注目されているようだが、その仲介を銀行がやるというのもあまり関心などしない。

むしろこういうことは、ポータルサイトを持っている方が断然有利だ。

 

では、そのソーシャルレーティングの貸す側に回っては?

規模が小さすぎる。

それにリスクも高すぎる。

そもそもソーシャルレーティングとかっこいいネーミングをつけたところで、所詮、新手の貸金業に他ならない。

 

それに資金需要が、そしてモノやサービスの需要のない日本・・・。

大企業がしこたま内部留保を抱える今日を見れば一目瞭然。

お金を貸すにはあまりにリスクが高いのだ。

 

この需要が今の日本にない。

これが一番の大問題なのだ。

経済が偏って発展しているのはそのせいであります。

そして前回見たようにリストラというバカな発想しかない。

 

需要とは何か?

わくわくドキドキ感である。

これがないと需要は喚起されない。

「流行」などというのは最たる例だ。

 

必ず買った後、数年後に後悔するアイドルグッズ。笑

たとえアイドルといえども、いつかは歳を取る。

寄る年波(としなみ)には勝てないのだ。

しかしグッズを買うときそんな先のことを思うだろうか?

それがドキドキのワクワク感なのだ。

また、他人から見て、こんなつまらないことも、本人にしてみれば、生きがいを感じているはず。

 

しかし需要喚起をやるには、前提として政府が正しい経済運営をするという条件が必要。

デフレ経済の中で増税する与党ではダメだ。

デフレ経済では「減税」が正しい政策だ。

まずは国民を動きやすくさせることが必要。

 

税金という重いコートを着たまま、マラソンをするようなもので、それじゃ、国民は走るわけがない。

どうしてこんな簡単なことが政府にはわかないのだろうか?

もしそこに財務省がいるとするなら、財務省こそ諸悪の根源である。

 

ところで、国債はご存知のようにマイナス金利。

ま、これが銀行のクビを締めているわけだ。

株はリスクが高すぎる。

これでは、旧来のやり方をしていては銀行は二進も三進も(にっちもさっちも)いかない。

 

管理料などというチンケな商売をしている時ではないのだ。

銀行の体質改善が望まれているのだ。

 

管理料を取ることに反対しているのではない。

サービスに対して料金をいただくのは正しい経済だ。

むしろ無料で提供してばかりいると、人間社会をおかしくする。

大阪商人は「損して得取れ」などと昔から言っているが、これは単に「釣り」として無料提供することとは違うのだ。

商売という地域に根差す方法論として残って来た考え方だと私は思っている。

話を戻すが、この管理料を取るという方法だけで収益の一部になればと考えるような姑息な方法では銀行それ自体は救われないと考えているのだ。

 

ところで、多くの人はその数だけ夢もある。

その中には事業をしてみたいという夢だってある。

これからの銀行員はそういう声を拾い上げ、実現への道筋を作る仕事をしたらどうか?

 

そこで次に利用するのがイスラーム金融だ。

銀行も一緒に経営に参加する。

だからリスクも背負いこむから、生半可な審査は出来ない。

ましてや現在行っているような資産や保証人を担保に取るようなやり方は、逆に低能な銀行とレッテルを貼られ、信用を失うことになるだろう。

 

経営者というのは独善的で希望的観測を持つ人が多いと思われる。

ましてやこれから商売などという人はよけいにその気が強いと思われる。

そこで第三者の目として銀行が入るとどうなるか?

夢を夢のままとなるのか?

あるいは実現の可能性があるのか?

その判断がシビアに下されよう。

 

そして第三に銀行は金利を取らない

その代わり、その事業が成功したら、配当をもらい、預金者に還元するという手法となろう。

だから預金者への金利も不明なままだ。

管理料を取られるよりこの方がずっと面白いし、預金者つまりは消費者ともなろうか、その人達の目というものも光るだろう。

 

新手の投資信託と言えるかもしれないが、銀行そのものがリスクを取ることが現在の投資信託とは違う。

だからこそ、銀行も真剣となるのだ。

これまでのように胡坐(あぐら)をかいた商売はしてられない。

 

今の投資信託などプロと一応肩書を持つ連中がお金の運用をするだけだ。

その結果どうか?

ほとんどの投資信託が元本割れという惨憺たる状況ではないか。

運用している連中はプロという看板をもったニセモノがほとんどだ。

 

以上、こういう銀行があっても面白いのではないかと想像してみた。

 

蛇足ながら、もし通貨発行権を地方銀行らが得られるなら、地方活性化として地域通貨、あるいは限定された地域で使えるポイントを発行して・・・ということも考えるがまた別の機会に述べたい。これにはさすがに市あるいは県も参加させないと成功の確率が低くなろう。

 

注:ソーシャルレンディングとは、ネット上でお金を借りたい人とお金を貸したい人をマッチングさせる金融方法です。