企業は腐りきっている。
その根本的原因はどこにあるのか?
通常は腐ったものが切り捨てられ、正常化するものだが、企業は腐った部分が増殖するというまるで悪性のがんに侵された患者そのものだ・・・。
現状で株価が上がる理由~好調ななかでのリストラ
なぜ株価がいいのかと言うと、企業の行動が変化したことがあります。10月にセブン&アイ・ホールディングスが3000人規模のリストラを発表しましたが、過去最高益のなかでのリストラです。いままで会社がリストラするのは、利益が減って行き詰まったときでした。セブン&アイ・ホールディングスだけではありません。東京商工リサーチによると今年9月までに希望退職、早期退職を募集した上場企業が27社もありました。対象人数は6年ぶりに1万人を超えました。会社のなかには、カシオ計算機など絶好調のところがあります。会社が絶好調なのに、リストラが日本中に広がっているのです。絶好調のなかでリストラすれば、会社の利益が増えます。利益が増えるから株価が上がるのです。
なぜ株価がいいのかと言うと、企業の行動が変化したことがあります。10月にセブン&アイ・ホールディングスが3000人規模のリストラを発表しましたが、過去最高益のなかでのリストラです。いままで会社がリストラするのは、利益が減って行き詰まったときでした。セブン&アイ・ホールディングスだけではありません。東京商工リサーチによると今年9月までに希望退職、早期退職を募集した上場企業が27社もありました。対象人数は6年ぶりに1万人を超えました。会社のなかには、カシオ計算機など絶好調のところがあります。会社が絶好調なのに、リストラが日本中に広がっているのです。絶好調のなかでリストラすれば、会社の利益が増えます。利益が増えるから株価が上がるのです。
リストラをすると経営者の収入が増える
昔の経営者は内部昇進で、ずっとその会社を勤め上げていました。だから従業員は仲間で、大切にされていました。しかし、いまは経営のプロが外からやって来ます。その人たちはせいぜい数年しかいません。昔はトヨタの社長でも年収2000万円~3000万円くらいでした。いま、上場企業の社長は何億円にもなっています。業績連動給と株価連動給があって、業績連動給は利益が増えると自分の懐が潤います。利益を増やすためには人件費を削ります。さらに昔は設備投資をして、新しいビジネスを生み出しました。ところが、いまは利益を会社にため込みます。会社にため込むと会社の価値が上がります。そうすると株価が高くなり、株価連動給が入って来ます。リストラをすると経営者の収入は増えるのです。
昔の経営者は内部昇進で、ずっとその会社を勤め上げていました。だから従業員は仲間で、大切にされていました。しかし、いまは経営のプロが外からやって来ます。その人たちはせいぜい数年しかいません。昔はトヨタの社長でも年収2000万円~3000万円くらいでした。いま、上場企業の社長は何億円にもなっています。業績連動給と株価連動給があって、業績連動給は利益が増えると自分の懐が潤います。利益を増やすためには人件費を削ります。さらに昔は設備投資をして、新しいビジネスを生み出しました。ところが、いまは利益を会社にため込みます。会社にため込むと会社の価値が上がります。そうすると株価が高くなり、株価連動給が入って来ます。リストラをすると経営者の収入は増えるのです。
従業員を道具だと思うな
従業員を道具だと思うのをやめるべきです。道具ではなく、仲間です。会社という船にいる仲間が従業員で、仲間をいじめるとめぐりめぐって船が沈没します。(「森永卓郎が鋭く解説~日経平均株価が上昇している本当の理由」より抜粋 ニッポン放送)
ロボットやAIそしてコンピュータが人間社会に大きく影響を及ぼしている最中、労働者はただの道具に過ぎないという認識なのかもしれない。
利益が上がればそれでいい。経営者も株主などもそう思うのかもしれない。
しかし人間社会は人間のために作れたものだ。
もしロボットなどが何でも出来るようになれば、大半の人間はいらなくなる。
それは何を意味するかといえば、需要がなくなるということだ。
つまりこのまま行けば、製品は余り、人間がいなくなるのだから、在庫調整も行われることなく、縮小につぐ縮小。どうなるかは想像に難くないだろう。しかしそれは今の状態が加速した場合だ。
その前に叛乱が起こるだろう。
そこがロボットなどと人間が違うところだ。
叛乱の前に第三の道を選ぶことが出来るのだろうか?
心(こころ)とは一体何だろう!?