21日の夕方~22日早朝までの伊豆大島釣行に行って来た。

結果から言えば撃沈を通り越して轟沈でした・・・。
まあこの時期の離島の状況自体が良くないってのにも重ねて初めての場所な上、今回の大本命のハマフエフキ狙いに関して言えば「釣れなくはない」という程度のレベルの評判の場所でした。

それでも1枚くらいは釣れると思ったんだけどね・・・甘かったね。



今回は行きは熱海港から出航です。



電車釣行 単独派

↑ いつもはこっちのイルドバカンス号で初島に行ってるのですが、



電車釣行 単独派

↑今回はジェット船です。

熱海から大島までは45分です。

ジェット船は小型船の為に荷物制限がありましたが、


電車釣行 単独派

↑ この量の荷物で有料手荷物料金1000円プラスで大丈夫でした。
ジェット船は揺れが少なくかなり速い速度で航行しているので、ちょこっとDSでゲームやってたらもう着いてしまいました。

この日は南西の風が強い為、本命場所の元町港ではなく岡田港です。

やはり船を降りると風が強い。



電車釣行 単独派


電車釣行 単独派

やはり離島という事で「離島っぽい」景色が目に入って来ます。
心配なのは天気。
夜にかけて崩れるようで、南寄りにある大島その他の離島は大丈夫そうではあったのですが、伊東の方の空の色がやばいです。

現場に到着しましたが先端にカゴ釣り師が3人いましたが、特に何も釣れていないようです。
足元には小さなタカベが群れております。

自分は堤防中ほどから竿を出します。
ぶっ込み仕掛けを投入し、自宅に余っていたコマセで堤防際で何か釣ろうと仕掛けを降ろします。

すると茶色い小さな魚がわんさか寄ってきます。

俺はてっきりイサキの子供かと思ってたんですが、



電車釣行 単独派

正体はフグ・・・ちょっとさぁ、伊豆大島まで来てフグですか?
もうどこに仕掛け降ろしてもどこにコマセ撒いてもこのフグの大群しかいない勢いです。
小さなカワハギやハコフグがちょいちょい見えるだけ。

もうこの時点で嫌な予感です。

すると隣の人が30cm弱のイサキをカゴ釣りでゲット。
が、後が続きません。

フグが酷いので、1年前から冷凍したままのカラス貝を持参していたのでルアーロッドに6号オモリを付けてハリス6号の仕掛けで垂らし釣り。

案の定餌だけ取られます。
ちょっと先端寄りに移動して仕掛けを落とす。
もう着底しても良い頃なのに糸が出っ放し。
試しに合わせてみるといきなり強烈な引き!

一気に竿が伸されてハリス切れでおしまい・・・。
多分堤防際に見え隠れしていた60cmクラスのイスズミであろう。

去年三宅島でカラス貝の餌でイスズミを何匹か釣ったしね。

夜になるにつれて続々と地元の人が登場。
そして暗くなるにつれてバカみたいに潮が速くなる。

25号のオモリがあっという間に流されてしまう。
もはや釣りにならない。
しかも餌も取られないし。

ここは根掛かりが少ない場所なのが救いなのだが、逆にこの根掛かりが少ないという点がフエフキ狙いにおいて他の場所より劣っている要因なのかもね。

ここで段々と伊東方面の雷が凄い事に!
音も聞こえてくるし、頭上の雲もどんどん濃くなっていく。
まあ頭上では稲妻はないんだけど怖いよね。

竿を立てるのもなんだか怖くて、地元の人はどんどんと引き上げていく。
正直こんな潮が速くて、更に雷がピカピカ光っていると釣りどころではなく気が気じゃない。

結局危ない雰囲気を感じ、フェリー乗船所の屋根のある堤防の付け根付近へ避難。
ここは港の奥で流れも弱く、仕掛けは落ち着くが魚も掛からない。
この避難の出来る屋根があるのはここの良い所かもね。
この屋根に守られながら投入した仕掛けを離れた所からみつめるが無反応。

結局21時~0時くらいまでフテ寝してました。
雷が遠ざかったので再開。
相変わらず風だけは強い。

そして再開。
再開してすぐ釣れたのがダイナンウミヘビという1.3mくらいの細長系の魚。
アタリも無かったので良いきっかけになればと思ったがその後も餌は一向に取られない。

先端のカゴ釣り師3名はポツポツと40cm前後くらいのサバを釣っていた。
そっちにした方が良いのかな?
なんて思うが仕掛けを作るのが面倒臭い。

空には満月が煌々と輝いていて、なんとなく釣れる雰囲気がまるでない。

午前4時前であろうか、そんな気分を吹き飛ばすドラグの逆転音が響く。
ドラグから引っ張り出される糸の勢いを見る限りでは本命っぽい。

合わせを入れる・・・そこまで大きくはないが、引きもグングンと下に突っ込む感じの引きなので40cm台後半くらいの本命かな?っと思いながらやり取りをする。

そして上がって来たのは・・・えぇ~・・・



電車釣行 単独派

サメちゃんでした。
こいつ多分1mくらいあるかな。
まあ細長いからパワーはなかったけど、でもその分引きがシャープで本命と間違えたわ。

もはやこれで俺の気力は底を尽きました(笑)
空が明るくなり地元釣り師登場。

なにやらサビキで子アジを釣りだした。
するとそれを生き餌として投入。
距離はほんの竿したです。

しばらくしてその仕掛けにカンパチがヒットしました。
しかもサイズは60cm~70cmくらいはあろうかという堤防からでの釣りでは充分に大物です。

その後そのおじさんは同じサイズをもう1匹追加。
流石に俺も触発され、堤防先端に群れていたタカベとアジを即席の仕掛けで釣り泳がせるももはや時合は過ぎていたようで、俺はおろかそのおじさんにもヒット無し。

あぁ・・・もっと事前情報があって最初からやってれば俺にも1回はチャンスあったかもな~。

結局今回はその後にやったカゴ釣りで釣ったウスバハギと、泳がせに使ったタカベとアジを1匹ずつお持ち帰り。

まあそのカンパチ以外はロクな釣果はなかったので良い時期ではないんだろうなとは思うが、あまりにも酷い釣果に途中から三宅島が恋しくなってしまった(笑)

今回は本当は三宅島に行くはずだったんだけど、思い立った時点で宿が既に満室だったので大島にした感じです。

一度元町港でフエフキ狙ってみたいのだが、元町港で出来る状態の風はおそらく北東~東系の風だろうから、それだと三宅島の錆ヶ浜港にとっても良い風だから結局三宅島行った方が良いかなとか思ってしまう。

正直着いて早々のフグの大群にはマジで意気消沈だったよ。
離島にまで来て「ムロアジの大群」とかに邪魔されるならまだわかるが、離島でフグの大群って・・・なんとなく大島とは相性悪いのか?っという第一印象を抱いてしまった。

しっかし帰りのジェット船はきつかった。
大島から東京だったのだが、ジェット船の椅子が全然リクライニング出来なくて、夜通しやってたから当然眠くて船の中で寝ようとしたのだが、リクライニング出来ないおかげで首が変な体勢になってしまい、すぐに目が覚めてしまって不眠状態。

しかも近くにいた子供が最高に煩くてイライラするし。
あまりに酷い釣果だったのと、ちょいとした臨時収入があったのでまた近いうちにリベンジしたい気分。

やはり「俺には三宅島の方が良いかな」っと考える釣行となってしまった。
あぁ、フエフキ1匹でも良いから釣りたいもんだ。