雨の詩 | 闇とブルー
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闇とブルー
詩、短歌、絵などをアップしています。 たまに音楽や観賞した映画、展示会についてもつぶやきます。専門家ではありませんが、好き勝手に感想記事も載せたりします。 プライベートなことはほぼ書いていません。 更新頻度は低めです。
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雨の詩
雨の小箱
雨をガラスの小箱に閉じ込めた
いつでも眺められる
わたしのためだけに降る雨が欲しくて
そっと開ければ
小箱のなかでだけ静かに降っている……銀色の涙……
優しそうな顔をして
わたしを手のひらに閉じ込める……永遠に降る雨……
知らぬ間にやわらかく冷やされて
足先から僅かずつ銀色になる
わたしの骨もあなたのような銀色になりたい
あなたがいなくなっても
わたしは何処にも行かないよ
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