小川洋子 | 闇とブルー

小川洋子

小川洋子『妖精が舞い下りる夜』エッセー集


「祖父の生き方が神を信じさせた」から

書くことで、私は自分を救おうとしているのだと思う。


「日記帳と万年筆」から

自分はいつも、何かを書きたがっている人間なんだ、と気づいたのは、ローティーンの頃だ。その“何か”の正体については全く不明だったが、とにかく言葉に関わることは自分を癒すことになると、発見したのだった。



私が小川洋子の小説に惹かれる理由が分かった気がした。